今年の初詣は、浅草でした。
御酒を振舞われ、あまりにもうまかったので聞いたら、
三十を過ぎたころのお坊さんに聞いたら、「屠蘇です。秘伝のものを入れています」とのこと。帰りに店を見てみましたが、屠蘇は売っていません。
スパイスメーカーのホームページに、シナモン(肉桂)、クローブ(丁子)、山椒のパウダーの小瓶を買ってブレンドする作り方が紹介されていました。
そうか。その手があったか。
うまかった理由は、日本酒とみりんをブレンドしてあったことです。その比率が良かったのでしょう。
しかし、みりんは衰退しています。
昔は晩酌がみりんだったという人も多いのに、
酒飲みが増えた(多く飲めないから満足できなくなった)
技術レベルが低い料理人が増えて、白砂糖が使われるようになった。
酒税がかけられている。
の三つが原因。嘆かわしい限りです。
境内の能舞台で「八幡山」が演じられていました。
小面(女性の能面)をつけた役者は、女性が演じていました。
何かの拍子にぐらッと来たところが、非常に色っぽかったです。非常に。
しかし、能に女性が進出したのは最近です。
だからこそ、三島のようなバイセクシャルの人が紹介する必要があったのだな…
と思います。
(中世以降、武士が珍重した能は、トランスジェンダーという観点から見るべきものかもしれません。)
そのセクシーさは、幾分はマスクのせいでしょう。仮面舞踏会の原理です。しかし、幾分かは面(「おもて」と読みます)という、能固有のもののせいでしょう。
もしかしたら無表情の面を、角度をたがえて見るということにあるかもしれません。そこに見る者の何かを投影するということかもしれないと。
調子に乗って、帰りに「とお山」でカツ煮とプレモルをやったのがいけなかったです。酔ってしまい、元旦は寝正月になりました。
今年も、よろしくお願いします。
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