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2024年11月19日18:34

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皇室典範の改正・・・

 10月29日、国連の女性差別撤廃委員会は
 日本政府に対する勧告を含めた最終見解を公表しました。
 その勧告では、夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗ることができる
 「選択的夫婦別姓」を可能にするよう民法改正を進めるとともに、
 皇位継承における男女平等を保障するため、
 皇位は男系男子が継承すると定めた皇室典範を改正することが求められています。
 現在の皇室典範では、第一条で、
 「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と規定されています。

 日本の歴史では、飛鳥時代から奈良時代にかけては、多くの女性の天皇があらわれ、
 江戸時代にも女性が天皇に即位しています。
 なぜ皇統は男系男子に限るのか、その根拠は極めて薄弱です。
 天皇を男性に限定したのは、明治時代になってからですから、
 強いて根拠を挙げるとすれば、明治に決めたからと言う以外ないのかも知れません。
 男系男子を法的に定めたのは旧皇室典範ですが、
 この旧皇室典範は、皇室にのみかかわる「家憲」とされ、
 官報にも掲載されず、発表も非公式のもので、国会も審議出来ませんでした。
 これに対し、現在の皇室典範は法律ですから、国会での改正が可能です。

 この問題に関して、読売新聞は、
 「日本の皇室制度は長い歴史の中で培われてきた。
  男系男子による皇位継承は、今上天皇を含めて126代にわたる」
 「日本の皇室制度の特徴を何ら理解せず、誤解に基づくもの」と
 書いているとの事です。
 これが現代社会の大手新聞社の論説なのかと唖然とするばかりですが、
 126代にわたる天皇制との認識が誤りです。
 この記事を書いた人は、日本史の勉強をし直した方が良いと思います。
 また、現在の天皇制は、憲法に定められた国の機関です。
 キリスト教のカソリックのローマ法王は男ばかりだと、
 ピント外れの議論を国連でした人がいるようですが、
 ローマ法王もダライ・ラマも宗教の指導者であって、
 これに国連が勧告する事は政教分離の原則に反します。
 繰り返しになりますが、天皇の地位は憲法に定められた国の機関であり、
 その承継は法律である皇室典範に定められているから、
 国連は勧告を行ったのだと思います。

 『産経』は社説で、
 「(日本政府の)抗議と(皇室典範に関する記述の)削除要請は当然だが、
  それだけでは不十分だ。
  削除に至らなければ、国連への資金拠出の停止・凍結に踏み切ってもらいたい。
  条約脱退も検討すべきである」と述べているとの事です。
 1932年(昭和7)年、満州事変後のリットン調査団報告書を思い起こします。
 当時のマスコミは、国際連盟の横暴や不当干渉を書きたて、
 結果的に翌年、日本は国際連盟から脱退し、戦争への道を歩む事になりました。

 この問題、読売や産経など右派色の強い新聞は元気に報じていますが、
 他のマスコミが余り取り上げていないようなのが気になります。
 天皇制や後継問題に触れたくないと言う雰囲気があるのでしょうか?
 それこそ問題だと思うのですが。

 明日は所用により日記等を休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。


【今日の一句】
 バカ喰いし 怖くて乗れない 体重計


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