mixiユーザー(id:7170387)

2024年11月10日18:35

99 view

適応障害とうつ病のあいだ

私たちは日常の中で、「うつ」という言葉を気軽に使っています。これは海外でもそうで、depression という英語は日常用語になっています。それだけに、病気としての「うつ病」と日常語の「うつ」のあいだの見極めは、簡単ではありません。

日常語の「うつ」というのは、失恋など誰でも嫌な気分になってしまうようなストレス因があって、気分が落ち込んでいる状態です。この落ち込み方が、その原因に比べて不釣り合いに強い場合に、適応障害と診断されます。

そして、適応障害の診断基準の中には、ストレス因がなくなれば治る、ということが書かれています。うつ病でも、ストレスがきっかけになることが多いのですが、うつ病は、ストレス因が解消されたからといって治るものではありません。

仕事の失敗で損失を出したことが契機となって適応障害になった人は、「あの損失、間違いでした」と言われたら飛び上がって喜びますが、仕事の失敗で損失を出したことが契機となってうつ病が発症した人は、「あの損失は解消したから大丈夫ですよ」と言われても、「いや、そんなはずはない。自分の損失は決して解消しないはずだ」などと悪いほうにしか考えられません。

うつ病は、きっかけとなったストレスがなくなったからといって、自然に治るわけではないのです。このように、適応障害は「ストレス因が解消されたら治る」わけですが、実はこれがくせ者です。なぜなら、適応障害の原因となったストレスは、解消される場合ばかりではないからです。

ストレス因がなくなれば治る、とひと言で言われても、そのストレス因は、なくなるまで何十年かかるか分からない。いや、なくならないかもしれないのです。となると、「ストレス因がなくなれば治る」 という基準では、うつ病と適応障害の鑑別ができないではないか?ということになります。

そのため、ある程度以上、症状が重く、持続していれば、ストレス因との関係性はさておいて、自動的にうつ病と診断することになっています。経験的に、このくらい重ければ、ストレスがなくなっただけでは治らない場合が多い、ということで設定された基準ですので、ひょっとして、ストレスがきっかけにうつ病と診断される状態になった人の中には、ストレスがなくなったら、スカッと治ってしまう人もいるかもしれません。

この場合は、本当は適応障害だったのだろう、ということになるわけです。とはいえ実際には、臨床現場でそのような方はほとんどおられないように思います。ストレス因がなくなっただけでは治らないうつ病では、脳の中で、神経細胞の形が変わるほどの変化が起きていると考えられています。

それに対して、ストレス因がなくなれば治る適応障害は、ストレスによる可逆的な、機能的な変化に留まると考えられます。適応障害の動物モデルの研究、というのは聞いたことがありませんが、ストレスによって直接的に生じ、ストレスがなくなれば収まる行動変化を適応障害とすると、適応障害こそ、動物実験で山ほど研究されているものといえるのかもしれません。 加藤忠史 順天堂大学医学部 精神医学講座 主任教授より抜粋

本家ホームページへ
Home | taku (taku-nakajo.wixsite.com)

石原莞爾平和思想研究会 https://www.ishiwara-kanji.com/

仲條拓躬 - YouTube
@taku-nakajoチャンネル
チャンネル登録お願い致します。

仲條 拓躬 (@takunakajo) | TikTok
フォローお願い致します。

(3) 仲條 拓躬 (タク)(@takuminakajo)さん / X (twitter.com)
フォローお願い致します。

仲條 拓躬(@takuminakajo) • Instagram写真と動画

(20+) 仲條 拓躬 | Facebook
(20+) Facebook

[mixi] 石原莞爾平和思想研究会

Home | taku (taku-nakajo.wixsite.com)

スレッズ
https://www.threads.net/login


石原莞爾平和思想研究会HP

5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年11月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る