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2024年09月02日04:48

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フォッサマグナの地質学的特徴


地質学者の松田時彦先生は、フォッサマグナの地質学的な特徴として以下の4つをあげています。

(1) フォッサマグナは本州中部を横断する火山帯である
火山帯が島弧を横断しているところは日本でこの地域だけです。おそらく世界でも、ほかに例がないでしょう。

(2) 海成層が内部に入り込んでいる
フォッサマグナでは、西南日本から続いてきた山地の古い地層が新第三紀の海成層(海底にできた地層)の下に隠されています。したがって中新世の中頃(1500万年前)には日本海側の海と太平洋側の海がこの地域でつながっていた可能性もあると考えられています。

(3) フォッサマグナは顕著な隆起をしたフォッサマグナの内部には、山体がすべて新第三紀の海成層からなる、標高1500〜2000mにも達する高い山地がいくつもあります。 北部では西頸城山地や美ヶ原高原などです。

日本海沿岸の平野部 (新潟油田地域) では、新第三紀層が現在、海面下4000m以下という深いところにあるのと比べると、フォッサマグナでは新第三紀以後の隆起が大きいことがわかります。 南部でも厚さ5000m以上の深海の海成層が隆起して、現在は巨摩山地や御坂―天守山地などの海抜2000mに達する山地をつくっています。丹沢山地もほぼ同様の隆起をしています。日本でこれほどの隆起が起こった場所はほかにありません。

(4) 本州中部を横切るように南北性の地質構造(断層や褶曲)ができている。すでに見てきたように、フォッサマグナ西縁の糸静線や、それにほぼ並行する逆断層や褶曲構造は、本州を横切るように南北に走っています。

北部フォッサマグナを南北に走る小谷中山断層も、その例です。さらには、新潟油田地域にある北北東方向(いわゆる新潟方向)造も、フォッサマグナに近づくと次第に南北方向になるのです。 南部フォッサマグナでも西縁付近の逆断層帯は、西南日本から続く構造とは不連続で、ほぼ南北方向です。

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