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2024年08月27日17:22

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日本の地震学はすごく進歩した結果「巨大地震の予知は困難」という結果がでてしまった件

事の起こりは「阪神淡路大震災」。大地震をなんとか事前に知ることはできないか、という機運が高まり、日本各地に設置されたのが「日本各地の地下に高感度地震計を設置してデータを集め、研究する」仕組み、通称 Hi-Net。
https://www.hinet.bosai.go.jp/?LANG=ja

そして、震源や地震の規模をすばやく計算・推定する AQUA SYSTEM も同様に稼働している。

Hi-Net のデータを解析してわかってきたのが日本の地下構造。小さな地震をプロットすることでプレートがどうなっているかも見えてきた。
https://www.hinet.bosai.go.jp/topics/ThreeJS/?LANG=ja

その中でプレート境界がじわじわ動く「ゆっくりすべり」が発見された。また、プレート境界はあるが固着して動かない部分「アスペリティ」の存在も見えてきた。
ゆっくりすべりを起こしている場所はごく小さな地震が起きているが、大地震は起こさない。
アスペリティは「いつどれだけ剥がれて動くかがわからない」ので大地震を起こす場所だが予測がつかない。地下数十Kmまで掘りぬいてプローブを入れられればわかるかもしれないがそんな技術は世界中どこにもない。アメリカのもホール計画は失敗に終わったし、ロシアの「深い穴」も12Kmちょっと、日本が誇る「ちきゅう」も10Kmは掘れない。
地震学者が「現状では巨大地震の予知はできない」というのはそういう理由がある。
(地震学の進歩によって「予測は困難だ」ということがわかった)

先日、京都大学から地震が電離層に及ぼす影響についての論文が出た。これは地震予知に使える、という話ではない。そういう物理モデルが構築できたという話だ。
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2024-04/2404_Umeno_IJPEST-f92bc5953540f5a5ac64d5bf8ba35cde.pdf
実際の観測結果と、モデルによる計算結果がほぼ一致したので、こういう現象がおきていたのだろう、という理論上の話。

日向灘の地震で「大規模地震注意」が出た!と米騒動までおきているわけだが・・・
気象庁は詳細な説明を報道資料として公開している。
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/22a/kaisetsu202408221530.pdf
なぜこの資料に基づいた説明がマスコミから出てこなかったのかは謎である。
が、それなりに読めば「日向灘の地震はプレート境界型だが、南海トラフで予想される大地震とはあまり関係はなさそうだ」ということぐらい理解できる。

結局のところ「それなりの気構えは常にしておかんとイカんね〜」である。

■「地震雲」に科学的根拠なし…研究者呼びかけ「雲は前兆にならない」「普段から出会える雲ばかり」 デマに注意を
(まいどなニュース - 08月27日 07:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7994684
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