■名作「男と女」出演 仏俳優アヌーク・エーメさん死去
(TBS NEWS DIG - 06月19日 03:37)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7906478
アヌーク=エーメさんというと、監督と原作者が三人思い浮かびます。
一人目は、フェデリコ=フェリーニ監督
『8 1/2』(八過二分の一)。
明らかに、白が善であり黒が悪ですが、全てが最後に肯定され、しかも、堂々巡りになるという、実に宗教的な感動のシーンがあります。
マルチェロ=マストリアンニが、
E' una festa la vita! Viviamola insieme.(…そして人生は祭りだ。一緒に生きよう。)
と真顔で言う。いつの間にか純白の服を着ている、奥さん役のアヌーク=エーメさんが、承知する。そして、映画史上最高の祭りだと言われる、ロケット台の堂々巡りのシーンが描かれる。
地上の無条件の肯定というもの。
私は感動し、呼吸困難になりました。
もう一人目は、クロードルルーシュ監督
『男と女』
残念ながらそうは映画に詳しくありませんが、この人のフィルムは鑑賞者の感情を描いていると思います。有名な死刑台シーンや犬のシーンも。そこに注目すると、意外に新しい表現者であるとわかります。
単なる、ポピュラーなテーマを一般受けするように描いた監督ではありません。
『白い恋人たち』(Grenoble冬期オリンピックの記録映画)の、フランシスレイの有名な主題曲は、オリンピックを戦うスキーヤーではなく、それをみてメランコリーを覚える観衆の心理を表したかのようです。
そして、
作家 ロレンス=ダレル
『アレキサンドリア物語』という映画は、ダレル『アレキサンドリア四重奏』の『ジェスティーヌ」の映画化です。
アヌーク=エーメさんは、もちろん、ジェスティーヌ役です。
小説の読み手は、二種類しかありません。
『アレキサンドリア四重奏』を読んだ人とそうでない人です。
それほど重要な素晴らしい小説です。だから、ここでは語りたくありません。
写真は、『8 1/2』のラストシーン寸前。それから、『男と女』です。
ご冥福を心よりお祈りします。
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