mixiユーザー(id:555665)

2024年05月25日19:54

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グローイングブレイブ

久々に接骨院行ったら「背中が半端なく固い」そうで、自分が調子悪いと思っている個所と、実際に悪い個所はやはり違うのだなあと。

・ピッチ・パーフェクト

パッケージからオシャレで洗練されたガールズポップムービーを想像していたら、超が付くほどド下品でパンチの効いた愛すべき未熟者たちの語録しかないような過激で軽妙でアホなやりとりの会話劇や乱闘にゲラゲラ笑え、こちらも充分にボリュームをとった見事な歌とパフォーマンスに魅入られる、要するに俺の大好きな青春ハチャメチャコメディだった。
実は独りよがりで似たもの同士なベッカとオーブリー、変わろうとしない問題を抱えたベッカとベラーズが他人に歩み寄り、新しい音楽、新しいメンバー、新しい価値観を受け入れ変わっていくテーマ、複雑ではないがピースがピッタリハマっていく収まりのいいストーリー。過激さと下品さゆえ好き嫌いはあるだろうが隙のない完成度の高さと尖った部分を兼ね備えた傑作だろう。
個人的不満点は...べラーズよりトレブルメーカーズのパフォーマンスの方が圧倒的に好きなんだよなあ。

・キラー・ジーンズ

いかにもB級然としたタイトル、ジーンズが人を襲うというコンセプトから某トマトやコンドームのような緩いホラーコメディと侮ってはならない。
履いた人間を食い殺すだけと思いきや非常に多彩な殺害方法、ボリュームは少なめながらしっかり作り込まれたグロゴアが飽きさせずにリズム良く繰り出され、上部だけの綺麗事を並べ立てる大企業と現代人の凝縮された醜い姿が77分という短さに無駄なく詰め込まれている。低予算とは思うが安っぽくはなく、不気味で怖い雰囲気もしっかり作れているし、構図・カメラワークといった画作りもオシャレさを感じる。
閉店後の店内、一夜を描いているということで画面が全体的に暗め、中盤まではそうでもないがよりによってクライマックスがほとんど見えなくなる難点、救いも希望もない終幕に好き嫌いはあるが、極めて真面目に作られたホラー映画であり、ファストファッションが産んだ低価格で短サイクル・大量消費社会における社会問題にもおふざけ一切無しで取り組んだ社会風刺映画でもある良作。
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