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2024年05月20日00:31
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柏崎紀行07 木村茶道美術館 ／ 松雲山荘庭園
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５月３日金曜日は柏崎市立博物館を出てから木村茶道美術館へ向かいました。
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この美術館は、後に柏崎市に合併される刈羽(ｶﾘﾜ)郡北条(ｷﾀｼﾞｮｳ)村出身で、旧制長岡中学英語教諭・旧制柏崎中学英語教諭・北条村長を歴任し、茶人としても知られた木村寒香庵(1896〜1990)が、昭和58(1983)年に収集した茶道具、及び先祖伝来の山林・家屋敷と約１億円相当の株券を柏崎市へ寄付した事を受けて、柏崎市と市観光公社が昭和59(1984)年に財団法人木村茶道美術館を設立してオープンした物です。
木村寒香庵は「使ってこそお道具であり使わなければお道具が死んでしまいます」との考えの持ち主だったため、通常はガラス越しに見るだけの貴重な茶道具を実際に手に取って喫茶出来る形になっています。
展示室および特別展示室のセット券は1600円です。
先ずは、特別展示室で会記・説明・お茶付の屋内茶席です。
李朝白磁を手に取る事が出来ました。
続いて展示室で収蔵品を拝見します。
収蔵品は絵画・書跡が103点、茶碗では長次郎より当代まで歴代が揃う20点を含めて78点です。
茶入・薄茶器類は39点、茶杓は23点です。
水指は32点、花入は56点、香合は25点です。
その外、風炉・硯箱(ｽｽﾞﾘﾊﾞｺ)・台子・茶箱・鉢皿等も所蔵しており、総計約400点です。
これは北大路魯山人(ｷﾀｵｵｼﾞﾛｻﾝｼﾞﾝ；1883〜1959)作の刷毛目茶碗(ﾊｹﾒｼﾞｬﾜﾝ)です。
2019〜20年のNHK朝ドラ『スカーレット』のヒロインのモデルとなった神山清子(ｺｳﾔﾏｷﾖｺ；1936〜2023)の作品も多く展示されていました。
信楽自然釉花入です。
平成17(2005)年には彼女を主人公にした田中裕子主演の映画『火火』も公開されています。
朝ドラの主演は戸田恵梨香でしたね。
木村茶道美術館は松雲山荘(ｼｮｳｳﾝｻﾝｿｳ)庭園の中にあります。
松雲山荘庭園は、大正15(1926)年以降、柏崎市東本町の蓮池周作・軍一郎親子の手によって造園された回遊式の日本庭園です。
浮世絵画家伊藤武陵の筆による《六曲屏風絵》を下に築庭され、面積は2900坪(約9600��)です。
邸宅は現存しませんが、玄関への洋風のアプローチ等がその面影を伝えています。
昭和46(1971)年に庭園の所有者であった柏崎ガス会社創設者の飯塚謙三から柏崎市へ移譲されました。
赤坂山公園に隣接し、紅葉の名所として知られています。
初めから赤い葉が出る野村紅葉(ﾉﾑﾗﾓﾐｼﾞ)が鮮やかでした。
茶室です。
稲荷社です。
射干(ｼｬｶﾞ)が沢山咲いていました。
《続く》
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この美術館は、後に柏崎市に合併される刈羽(ｶﾘﾜ)郡北条(ｷﾀｼﾞｮｳ)村出身で、旧制長岡中学英語教諭・旧制柏崎中学英語教諭・北条村長を歴任し、茶人としても知られた木村寒香庵(1896〜1990)が、昭和58(1983)年に収集した茶道具、及び先祖伝来の山林・家屋敷と約１億円相当の株券を柏崎市へ寄付した事を受けて、柏崎市と市観光公社が昭和59(1984)年に財団法人木村茶道美術館を設立してオープンした物です。
木村寒香庵は「使ってこそお道具であり使わなければお道具が死んでしまいます」との考えの持ち主だったため、通常はガラス越しに見るだけの貴重な茶道具を実際に手に取って喫茶出来る形になっています。
展示室および特別展示室のセット券は1600円です。
先ずは、特別展示室で会記・説明・お茶付の屋内茶席です。
李朝白磁を手に取る事が出来ました。
続いて展示室で収蔵品を拝見します。
収蔵品は絵画・書跡が103点、茶碗では長次郎より当代まで歴代が揃う20点を含めて78点です。
茶入・薄茶器類は39点、茶杓は23点です。
水指は32点、花入は56点、香合は25点です。
その外、風炉・硯箱(ｽｽﾞﾘﾊﾞｺ)・台子・茶箱・鉢皿等も所蔵しており、総計約400点です。
これは北大路魯山人(ｷﾀｵｵｼﾞﾛｻﾝｼﾞﾝ；1883〜1959)作の刷毛目茶碗(ﾊｹﾒｼﾞｬﾜﾝ)です。
2019〜20年のNHK朝ドラ『スカーレット』のヒロインのモデルとなった神山清子(ｺｳﾔﾏｷﾖｺ；1936〜2023)の作品も多く展示されていました。
信楽自然釉花入です。
平成17(2005)年には彼女を主人公にした田中裕子主演の映画『火火』も公開されています。
朝ドラの主演は戸田恵梨香でしたね。
木村茶道美術館は松雲山荘(ｼｮｳｳﾝｻﾝｿｳ)庭園の中にあります。
松雲山荘庭園は、大正15(1926)年以降、柏崎市東本町の蓮池周作・軍一郎親子の手によって造園された回遊式の日本庭園です。
浮世絵画家伊藤武陵の筆による《六曲屏風絵》を下に築庭され、面積は2900坪(約9600��)です。
邸宅は現存しませんが、玄関への洋風のアプローチ等がその面影を伝えています。
昭和46(1971)年に庭園の所有者であった柏崎ガス会社創設者の飯塚謙三から柏崎市へ移譲されました。
赤坂山公園に隣接し、紅葉の名所として知られています。
初めから赤い葉が出る野村紅葉(ﾉﾑﾗﾓﾐｼﾞ)が鮮やかでした。
茶室です。
稲荷社です。
射干(ｼｬｶﾞ)が沢山咲いていました。
《続く》
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