「ハイテク時代の生き方」

　最近の人気番組に「ポツンと一軒家」というものがあります。プロデューサーも視聴者もその番組に何を期待しているのかと言えば、「世の中の進歩に取り残された昔の暮らしに対する興味」ではないかと思います。現代社会の世知辛い暮らしのスピードにもまれることなくマイペースな暮らしを発見して、憧れたりしている自分がいます。しかし、明治生まれの両親たちも必死で振り落とされまいと歯を食いしばり、自分は我慢しながら、子供にはしっかり教育をつけて世間の進歩に対応できるようにさせてきました。その結果が今日の社会が出来上がりました。同様に世界を見れば、その進歩に先陣を切った国もあれば、何もしなくて遅れてしまった国もあります。そうして今日も新しい「進化」が生まれ、激しい葛藤の中で自国の発展を目指す人たちがいます。

　そう考えた時、現代を生きる私たちには、「子供たちを素敵な未来に連れていく責任があります」。それを勘違いして「人ん家の幸福をねたみ盗んだり破壊したりする人たち」がいます。仲良くシェアしたり、持っていないものを交換したりして暮らそうとはしない人たちが新しい進化を壊そうとしたりします。この時「世界築いてきたルールや秩序を破壊してしまおう」とするのではなく、新しい時代を切り開くために必要な「改革」を「現行ルール」に加えることに躊躇ってはなりません。問題には目を背けずに立ち向かうべきです。

　今まさに大きく発展しようとしている「クラウドサービス」と「生成AI」がもたらす「異次元の変化」に対して、「恐れれば取り残される」「受け入れなければ取り残される」。怖がる人は次の段階には進めない。「変化への熱意」と「マイナスの意見を克服できるという信念」が大事であると思います。だって、皆さん結婚するとき誰もが「幸せになれる」と思うから結婚したではないですか。「生成AI」があれば、どんな幸せだって探せるのです。自分に必要なアプローチの方法や努力の道案内もしてくれます。仕事だって、自分の弱点を補い、たちどころに答えを導き出してくれるのです。今からでも遅くはありません。ポツンと一軒家の住人にならないように今から準備しましょう。

　「高位平準化」という言葉がありいます。今となっては「生成AIの時代」への進化は避けられません。この時に「先頭を切って進む人」にレベルを合わせるか、「一番遅れてくる人」にスピードを合わせるのかと言う議論が必ず起こります。心配いりません。できる人からどんどん進めていくべきです。出来ない人もいます。でも「ポツンと一軒家」にレベルを合わせていたら、世の中進歩しません。だってですよ、今や「生成AIをスマホにどうやって入れようか」という議論がもう始まっているんです。だったら、幼稚園からスマホが操れる子供たちを育てる方が良いに決まっています。そんな時代に「塾で覚えた知識が多いから有用な人物だ」なんて時代遅れな感覚は捨てるべきではないかと思います。自動翻訳機の時間の問題になってきました。２１世紀は世界が一つになって競争する時代になります。

　２１世紀は一人一人が主役の時代です。「地球規模で明治維新が起きよう」としています。覚悟はいいでしょうか！