たわいもない話ですが「万歳」の意味はご存知でしょうか？オリンピックで金メダルを取った。入学試験で志望校に受かった。昔は戦争でロシアに勝った。そんなときに両手を上げて叫ぶあの発声のことです。昔の軍歌に「シンガポール陥落」を歌った歌の2番に、
男だ なんで泣くものか
噛んでこらえた 感激を
折から起こる 「万歳」に
思わず頬が 濡れてくる
というのがあります。みんなでWBCで優勝を勝ち取ったときに、大変な苦難の末に目的を達成した時に発する「幸せの絶頂」を意味する言葉だと思うのですが、中学生のころに「万歳」を辞書で引いてみたことがあったんです。そこに書かれていた英語は、
You may live long!
でした。「この成功を土台にずっと長生きしてください」とでもいう意味なのでしょうか。そんなつもりで「万歳」を言ったことはありませんでした。会社の「初出式」で「会社の益々の繁栄を祈念して万歳を三唱したいと思います」というと、意味が少し違いますが、僕らの「同窓会」で「今年の更なる同窓生の活躍を祈念して万歳を三唱したいと思います」と言われれば、ぴったりとあてはまる表現ではないかと思います。日本語ってあまり意味のない使い方を無意識のままに使われていることには違和感を感じないものですね。
「ビビンコ」
これは僕の幼児期に発した失敗談なのですが、「肩車」をしてほしい時に思わず「ビビンコ」と叫んでしまいました。まだ「肩車」なんて言葉を知らなかったのです。でもそれを聞いた近所の中学生のお兄さんは、笑いながら「肩車」をしてくれました。それからその公園では皆が「肩車」のことを「ビビンコ」と言うようになりました。「肩車」なんて子供には言いにくい言葉だったからです。
でも、僕にはとても「恥ずかしいこと」でした。それを聞くたびに、「あれを言わなきゃよかった」といつも悔やんでいました。なぜなら、僕はそのころ「軟便」で「ビビうんこ」で阻喪していつも怒られていたからです。「あれはホントはちびったという意味なんだけど」という思いからでした。今でもトラウマになっています。皆さんには言葉で困ったご経験はありますか？
「戦」
�＼錣Α↓△い�さ、��おののく、�い修茲亜↓イ呂个�る。
「強」
�ゞ�い、�△弔箸瓩襦↓�しいる、�い海錣个襦↓イ靴燭燭�
こうして漢字の読み方を見ていると、一つの漢字にも変わった読み方があって「含意の面白さ」が伝わってきます。漢字が「表意文字」であることから、いろんな場面でフィットする表現として使われたのではないかと思われます。普段は�，琉嫐�でしか認識したことがありませんが、��以降の使い方にはいろんな方の人生の局面で日本語が先に飛び出してきて、さてどの字を使おうかなぁとなった時に閃いた漢字があてはめられたのではないかと思います。
以上、今日の「言葉遊び」でした。
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