mixiユーザー(id:1525854)

2024年04月30日14:09

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たまにはタイタニックだけなく、ヴィルヘルム・グストロフ号やゴヤ号の悲劇にも目を向けて欲しいものである。

海難事故というとタイタニックばかり注目されるが、WW2中には、もっと多くの人が犠牲になった。

日本だって樺太から引き上げてくる避難民を乗せた民間船が、ソ連の潜水艦に沈められて多くの犠牲者が出た。



ヴィルヘルム・グストロフ(Wilhelm Gustloff)は、ナチス・ドイツの客船。ナチ党が工場労働者・農民・会社員等の一般勤労者に安価な海外旅行を提供するために建造した豪華客船であったが、第二次世界大戦で徴用され、1945年1月30日にゴーテンハーフェン(現グディニャ)の港から東プロイセンの避難民や傷病兵を乗せて出航した後、ソ連海軍の潜水艦の雷撃を受け、推定9,000名以上という海事史上最悪の死者を出した。


ゴヤ(Goya)は、ノルウェーの貨物船。J・ルートヴィヒ・モウィンケルス・レデリ社向けに建造され1940年に竣工し、フランシスコ・デ・ゴヤに因んで命名された。ノルウェー侵攻(ヴェーザー演習作戦)後、ドイツに接収されドイツ海軍で軍隊輸送船として運用された。

第二次世界大戦末期ごろ、バルト海沿岸のドイツ領の孤立地帯からドイツの軍人および民間人を避難させるハンニバル作戦に参加した。1945年4月16日、難民やドイツ国防軍の兵士を満載して航行中、ソ連の潜水艦「L-3」の雷撃により沈没した。

乗客乗員約6,700人のうち、生存者は183人だけであった。「ゴヤ」の沈没は同大戦で発生した海難事故の中で多くの死者を出した事件の1つであり、史上最悪の海難事故の1つでもある


シュトイベン (Steuben) はドイツの客船。1945年2月10日、ハンニバル作戦中にソ連の潜水艦「S-13」の雷撃により沈没し、約4,000人が死亡した。



カップ・アルコナ (Cap Arcona) は、ドイツのクルーズ客船でハンブルク・南アメリカ航路に就航していた。1945年にイギリス空軍により沈められた。本船にはドイツの収容所に収容されていた人が乗っており、多くが犠牲となった。

ヨーロッパでの戦争の最後の数週間、スウェーデンの外交官で赤十字社副総裁のフォルケ・ベルナドッテは、ドイツの収容所からデンマーク人とノルウェー人の収容者を中立国スウェーデンへ移送していた。この計画は「白バス」として知られる。実際はこの計画には他の国の人も含まれていた。

1945年4月26日、カップ・アルコナはハンブルク付近のノイエンガンメ強制収容所から収容者を乗せ、二隻の小型船Athenとティールベクと共にリューベック湾へ移動した。

1945年4月30日、二隻のスウェーデン船MagdalenaとLillie Matthiessenが収容者を乗せてリューベック湾を発った。

1945年5月3日、カップ・アルコナ、ティールベクと病院船に改装された客船ドイッチュラントがイギリス軍機によって沈められた。沈められた三隻には7千から8千人の収容者が乗っていた。半数はロシア人とポーランド人捕虜で、他はフランス、デンマーク、オランダなど24カ国の人であった。岸にたどり着いた生存者は親衛隊に射殺されたが、350人が逃げ延びた。約490名の乗員や親衛隊員がドイツの船に救助された。


■タイタニック号の遺品が競売に 金の懐中時計1億7400万円 楽団リーダーのバイオリンケースは5700万円
(TBS NEWS DIG - 04月29日 18:07)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7844220

このなかでも、カップ・アルコナ号の悲劇は酷いね。

ドイツ軍の捕虜になったロシア人やポーランド人が、ブリカスの攻撃で沈められ、挙句の果てに、やっとの思いで陸にたどり着いたのにドイツ親衛隊に射殺されるって・・・

マスゴミはタイタニックのことばかり報道するが、こういう戦争の悲劇についてももっと報じるべきである。日本だけが戦争犯罪人ではない。アメリカもイギリスもソ連もドイツも糞ばかりだな。
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