mixiユーザー(id:8729247)

2024年04月17日16:07

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イレッサの話をしよう

まずウィキから引用。
(以下引用)

2002年10月(報告月)の1か月で51人、同年11月(報告月)で81人、同12月(報告月)で37人が、それぞれゲフィチニブ服用後の急性肺障害・間質性肺炎等での死亡が報告されたが、その後の死亡報告数は減少している。2006年3月までの累計で643人がゲフィチニブ服用後の急性肺障害・間質性肺炎等での死亡が報告された[37]。2013年4月現在、日本において承認取消や使用制限は行なわれていない。
(引用終わり)

4年で600人超える死者数。
けっこう多かったという記憶あったけど、こんなにあったか。
でもイレッサはまだ使われている。
亡くなった方々は気の毒だ。
ただ、これしか治療薬がない、肺がんで死ぬか薬使うか、という選択なら
使って死ぬ、もあるだろう。
もちろん訴訟になっているが、それも仕方ないことだ。
副作用で死者が出たのは本当のことで、
家族を失った人たちは訴訟でもしないと気がおさまらないだろう。
裁判では、イレッサによる死亡であることは認められたが、
国と製薬会社には責任なしとされた。
民事訴訟は示談が成立したはずだ。

薬には副作用がある。
死ぬことまで含めての副作用で当たり前。
発売前の治験は、投与人数も限られ状態が悪い人も除外されているので、
死ぬ患者がいなくてもこれも当たり前。
たくさんの患者にどかんと使ってこそ、その薬の本当の姿がわかる。
わかったとしても、その薬投与した全員が副作用死した、ならまだしも、
治療法のない状態の肺がん患者が少ない数でも助かるとしたら、
薬の意味がある。
薬とは、医療とはそういうものだ。
どんな薬も「生きるか死ぬか」だ。
話題のコレステロールを下げるサプリだって、
「コレステロールを下げる」という作用がはっきりしてるのなら
「サプリだから副作用はないはず」とかいうぬるい話ではない。

新型コロナワクチンが出たときも、治療薬はなく、
感染して重症化すれば重症病棟に入れて、
血液から酸素を補充しながら本人の体力で肺が回復するのを待つしかなかった。
回復できない患者は死んだ。
死なない患者でもは肺が萎縮して使い物にならなくなり、
家族から肺移植を受けた話も聞いた。
ワクチンしかない状態のとき、
「なあに、かかったらかかったでそのときさ」と言い切れる人間が
果たしてどれだけいただろうか。
しかも、反対する人は「副作用しかない」という言い方をするが、
全地球規模の統計でみれば明らかに
ワクチン使用開始後の重症者数、死者数は激減している。
自分に副作用があったから、自分の身内が副作用で亡くなったから、
世界規模で使うべきでない薬、という言い方はおかしい。

接種後死亡、遺族ら集団提訴
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7829162
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