手術の前夜ってどんな気持ち

　自分は各位に言えるほど大きな手術を幸いなことに今までしたことがない。あるのは内視鏡で大腸ポリープを切除したのと階段から転落で下肢骨を複数骨折しただけだ。内臓を大きく切り開く等のおぞましい手術は未経験なので前夜がどのくらい恐ろしいかははっきり言ってわからない。それでも前夜というのはもし失敗したらどんなことになるのかとか術後はどのくらい痛むのかとかもし麻酔が覚めなかったらとか気になることは多い。一番おぞましいのはますいがさめなかったらである。これはまぎれもなく手術による直接死であるからもっとも嫌な突発事故である。なので地震が経験した手術はどれも全身麻酔でなしでお願いした。手術器具が立てるおぞましい音より麻酔が覚めずに直接あの世に行くのが嫌なのだ。
しかし医師は間違えなく全身麻酔を推奨する。寝ているうちに手術が終了するからだしへまをやったという会話も聞き取られる可能性がないからだ。それでも自身は全身麻酔は嫌だ。
全身麻酔しか術式が取れない場合はおそらく前夜は怖くて眠れないことになるだろう。