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2024年04月02日20:03

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東京 春の美術館巡り(その3)泉屋博古館

3月30日
東京藝術大学美術館を午後3時過ぎに出たので、この後 そんなに展示物が多い美術館には行けないなあ。と、思った。
この時期に東京に行ったのは、六本木の国立新美術館での白日会展を観る為でもあったが、大吉原展で じっくり観ていて、時間が無くなってきた。
白日会展を観るには、展示品の多さを覚悟しなくてはならない。
4時過ぎから観れば、そんなにじっくりとは観れない。
それで、六本木1丁目の駅を降りれば、エスカレーターですぐに行ける泉屋博古館に行くことにした。
そこならば、そんなに展示品が多いわけではないから、じっくりと観れる。
それに、この時期 桜が綺麗かもしれない。という考えもあった。

企画展 ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」
開催期間
2024.03.16土〜2024.05.12日
開催場所
泉屋博古館東京(東京・六本木)


大正中期に大阪天王寺の茶臼山に建築された住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開します。
大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用い、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、「技巧派」などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない極めて近代的なものでした。リアルな人間的な感情を溶かし込んだ動物たちは絵の中で生き生きと輝きはじめ、とりわけ動物が折節にみせる豊かな表情は、観る者の心に沁みます。
江戸時代中期(18世紀)京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し」表現の特質をライトアップします。

1 木島櫻谷 「 雪中梅花」
せっちゅうばいか 大正7年(1918) 絹本金地着色 6曲1双 泉屋博古館東京
2 木島櫻谷 柳桜図
やなぎさくらず 大正6年(1917) 絹本金地着色 6曲1双 泉屋博古館東京
3 木島櫻谷 燕子花図
かきつばたず 大正6年(1917) 絹本金地着色 6曲1双 泉屋博古館東京
4 木島櫻谷 菊花図
きっかず 大正6年(1917) 絹本金地着色 6曲1双 泉屋博古館東京
5 木島櫻谷 竹林白鶴
ちくりんはっかく 大正12年(1923) 絹本金地着色 6曲1双 泉屋博古館東京
6 今尾景年 深山懸瀑図
しんざんけんばくず 明治時代後期(20世紀) 紙本墨画淡彩 1幅 泉屋博古館東京
7 円山応挙
まるやまおうきょ
双鯉図
そうりず 江戸時代・天明2年(1782) 絹本着色 1幅 泉屋博古館
8 円山応瑞
まるやまおうずい
牡丹孔雀図
ぼたんくじゃくず 江戸時代(18-19世紀) 絹本着色 1幅 泉屋博古館
9 白井直賢画・本居大平賛
しらいなおかた・もとおりおおひら
福寿草鼠図
ふくじゅそうねずみず 江戸時代(18-19世紀) 絹本着色 1幅 泉屋博古館
10 木島櫻谷 葡萄栗鼠
ぶどうりす 大正時代(20世紀) 絹本着色 1幅 泉屋博古館東京
11 岸連山
きしれんざん
寒月照梅花図
かんげつばいかをてらすのず 江戸時代(19世紀) 紙本墨画淡彩 1幅 泉屋博古館
12 松村景文
まつむらけいぶん
老松鴛鴦図
ろうしょうえんおうず 江戸時代(19世紀) 絹本着色 1幅 泉屋博古館

13 伝・森徹山
もりてつざん
檀鴨・竹狸図
まゆみかも・ちくりず 江戸時代(19世紀) 絹本着色 双幅 泉屋博古館
14 木島櫻谷 秋野老狸
しゅうやろうり 昭和初期頃(20世紀) 絹本着色 1幅 個人蔵
15 木島櫻谷 雪中鴛鴦図
せっちゅうえんおうず 昭和初期頃(20世紀) 絹本着色 1幅 個人蔵
16 木島櫻谷 狗児図
くじず 大正時代(20世紀) 紙本墨画淡彩 1幅 個人蔵
17 森一鳳
もりいっぽう
猫蝙蝠図
ねここうもりず 江戸時代(19世紀) 絹本墨画淡彩 1幅 泉屋博古館
18 望月玉泉
もちづきぎょくせん
蘆雁図
ろがんず 明治40年(1907) 絹本着色 双福 泉屋博古館東京
19 木島櫻谷 雨中鵁鶄図
うちゅうこうせいず 大正時代(20世紀) 絹本墨画淡彩 1幅 個人蔵
20 木島櫻谷 波上群禽図
はじょうぐんきんず 明治時代(19-20世紀) 絹本淡彩 1幅 個人蔵
21 木島櫻谷 獅子虎図屏風
ししとらずびょうぶ 明治37年(1904) 紙本着色 6曲1双 個人蔵
22 木島櫻谷 雪中老猪図
せっちゅうろうちょず 大正時代(20世紀) 絹本淡彩 1幅 個人蔵
23 木島櫻谷 双鹿図
そうろくず 明治30年代(19-20世紀) 絹本着色 1幅 個人蔵
24 木島櫻谷 雪中孤鹿
せっちゅうころく
明治30年代末頃(20世紀) 絹本墨画淡彩 1幅 個人蔵
25 木島櫻谷 秋野孤鹿
しゅうやころく
大正7年(1918)頃 絹本着色 1幅 泉屋博古館東京
26 木島櫻谷 写生帖
しゃせいちょう
明治時代(19-20世紀) 絹本墨画淡彩 櫻谷文庫
1 毘沙門天立像
びしゃもんてんりゅうぞう 平安時代(12世紀) 木彫 1躯 泉屋博古館
2 呉春・亀岡規礼
ごしゅん・かめおかきれい
松・牡丹孔雀図衝立
まつ・ぼたんくじゃくずついたて 江戸時代(18ー19世紀) 紙本金地着色 1基 泉屋博古館

第1展示室の屏風は 見事だった!
屏風の前に長椅子が置いてあったから、座ってじっくり観た。
燕子花図だけは 写真撮影OKだったから、それだけ撮影した。

燕子花図は、尾形光琳や酒井抱一のものも観ているが、木島の絵は もっと写実的に描かれていた。

泉屋博古館の外の桜は、上野公園や目黒川の桜よりも 咲いていて、綺麗だった。
やはり桜の時期は 泉屋博古館に行くべきであると思った。



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