さいたまスーパーアリーナ初日には母と参戦し、アリーナ席で、二日目は一人で参戦して2日間楽しんだ。
あの時はただただ有明アリーナが楽しみだった。
だけどまさかあの後、職場で現場を回していたリーダーと長年勤めていた方が年度いっぱい退職を発表し、人事異動も発表され、同僚は体調不良で長期に渡り欠席し
そんな中、母が救急搬送されて入院し、退院後は後遺症が残りそうだとなった。
怒濤の一ヵ月、だった。
有明アリーナに行くかは迷った。心身疲れていたし、気分がのらなかった。ただ、両親から「今後どうなるか分からないし、行くなら今のうち。大好きなポルノさんライブは行くべき。」だと説得され、私は行くことにした。
確かに母が入院している今が逆に動ける時かもしれない。リハビリによりどこまで回復するかはまだまだ未知数だった。
毎日慌ただしく、有明アリーナまで向かう途中は爆睡していたがスッキリしない。疲れはとれない。
今日はポルノT（埼玉バージョン）にジーンズ、シルバー靴を合わせた。
グレイのポルノパーカーも着た。
ポルノTを買ったのは実は初めてで（ロンTは持ってる）、これでライブ参戦も初めてである。
ポルノスカジャンも念のために持っていくか迷うが、膝掛け式巻きスカートを持参。
曲名トートやショルダーバッグに歴代キーホルダーをジャラッとつけ、今回のツアータオルを入れた。
ポルノライブ日にも関わらず朝から晴れで、最高気温24度であたたかい（昨日は逆にどしゃ降りだったが）。
埼玉と東京公演は両日晴れそうだ。非常に珍しい。
有明アリーナは我が家から片道2時間半以上かかる。なかなかに長旅だ。
ゆりかもめに乗り換えると、同じ目的地であろうポルノファンがたくさんいた。やはり暑いからか、ポルノTで歩く人も多い。普通に半袖でも過ごせるくらい暑い。
私は初有明アリーナ。14:30くらいに到着。新豊洲駅にトイレがあまりなく、コンビニがないのは盲点。
迷いながら新豊洲駅から有明アリーナまで歩いた。
あまりの暑さにパーカーを脱ぐ。
徒歩8分。なかなか歩く。川沿いでキレイな会場だ。
会場付近ではマイクを向けられ、ファン歴など聞かれていた。
有明アリーナのカフェ（いくつもある）ではジョバイロが流れていた。
物販は有明アリーナ入り口から10分くらい歩いたサブアリーナ内（室内）で、遠い。
そこに行くまでの間に日陰やベンチがたくさんあり、休んでいる方も多々いた。
オリンピックのために建てられた有明アリーナのため、オリンピックキャラクターがディスプレイされていた。
その先に、物販グッズも飾られていた。
サブアリーナは体育館のような感じで、物販やフォトブースが全てあった。
室内もまた暑い。
私は今回物販で買う予定がなかったので（もし後から買いたくなれば、地域限定グッズ、通販で買えるみたいだし。塔のデザインのタオルが売り切れていた）、まっすぐフォトブースに向かう。
やはりパネルのところは長蛇の列だ。物販やラバップおみくじブースはそこまで並んでいなかった。
時間的には物販やラバップ写真ブースも回れそうだったが、並ぶ体力や時間を考え、列には並ばずに近くから見た。
フォトブースでは、座ってタオルを掲げてパチリ。
クチ社長の口の中に手を入れてパチリ。
パネルのみでも撮れてよかった。
ラバップブースはササッと写真だけ撮った。
今日から近くのスモールワールドでコラボイベントが始まっている関係で（ライブ参戦前に行ったファンもたくさんいたようだ。私は多分期間内に行けないかな）、作れるフィギュアが展示されていた。
フィギュアが4500円。ワズビルアクリル板500円。なかなかに高い。
もしフィギュアが自分ではなく、昭仁さんや晴一さんなら買うか迷ったかもしれない。
物販エリアから開場入り口は遠く、やはりまたなかなかに歩く。
小腹が空いたため、トリュフ味ポテトを購入。暑いため、塩気が嬉しい。
こちらのポテトはアリーナ内でも売っている。
開場入り口に着いた時は15:45になっていた。
入り口でQRコードを見せると、座席は2階席20列目端席だった。
手すりバーがあってありがたかった。
割とステージ寄りで下手側。
四階席まである中での二階席なので、まぁまぁだろうか。
入り口で入場特典セットを受け取り、中へと進む。
入り口正面にはフラワースタンドが10以上飾られていた（Mステなど）。
羽根がついたフラワースタンドが粋だ。
二階ゲートにはたくさんのアンケートポスターが貼られていたので片っ端から撮った。
全ては撮れなかったが、埼玉で撮り逃したものも撮れてよかった。
しかし改めて見てもお二人とも本当に顔立ちが整っている。素晴らしい。
新豊洲駅にはトイレがなかったが、対照的に有明アリーナにはやたらとトイレがあり、列はさほどではなかった。
アリーナ内と電車内はクーラーがきいていた。
ゆとりを持って会場入りできてよかった。
もしも職場送別会（ランチ会だった）に参加していたら、これはなかなかに厳しかった（新豊洲駅16:00過ぎ着予定だった）。
駅から歩く距離が思ったよりある。
ライブ前、私以外の職員はみんな参加したので集合写真が送られてきた。そちらはそちらで楽しまれたようで何よりだ。
トイレ後、16:40頃に座席に戻ると、いつものようにクチ社長がお客さんや警備員さんいじりをしていた。
会場からは笑いが起きていた。
昭仁さんや晴一さんの名前を叫ぶと、いよいよライブが始まるんだと実感がわいてきた。
16:50、クチ社長のコーナーが終わる。あと10分でいよいよ開場だ。
会場内はクーラーガンガンで寒く、パーカーを着て、膝にはタオルをかけた。
これだから膝掛けはやはり持っていくのが正解だ。
私の座席からだと、上から伸びている装置がかぶり、ステージに表示されたツアーロゴ上部が少し欠けて見えた。
クチ社長のいじりが終わり、レンガ状の壁があらわれても同様で、少し欠けて見えるのが残念。
なお、ライブ中も昭仁さんや晴一さんの顔にちょうどかぶさり、隠れて見えなかった時があった。とても残念。
17:00を過ぎ、会場からは手拍子でライブ始まりを今か今かと待つ人で溢れた。
アナウンスが流れた後、17:05になり、ライブが始まった。
会場は盛り上がりながら一斉に席を立つ。
ステージに表示されていた壁は塔の一部で、塔の下の扉が開く映像が流れ、それに合わせて床下から昭仁さんや晴一さんがスモークの中から登場。
キャーキャーワーワーする。
昭仁さんは迷彩柄のロング丈のジャケットに黒のワッペン付きシャツ、黒のズボンを合わせ
晴一さんは黒地に虎のワッペンがついたスカジャンにゼブラ柄のシャツ、黒のスカート付きズボンを合わせていた。
今日も二人ともかっこよい。キラキラと輝いていてまぶしい。
センラバ（銀テープがバーン！）、テーマソング、キンクイと私は涙が止まらなかった。
涙が溢れて仕方なかった。
一ヵ月前はお母さんと楽しんだライブ。楽しめたライブ。
ここ最近のお母さんの入院、仕事のハードさ、昭仁さんの歌声、曲の力、歌詞の意味合い。
泣きながら手をワイパーのように動かし、歌い、手拍子をした。
感情が溢れて仕方なかった。
だけど、泣くだけ泣いてスッキリしたのか、【Mugen】からは大丈夫だった。
祈る姿で歌う昭仁さんは相変わらずかっこよかったし、「晴一いっとけ！」からの晴一さんギタープレイもかっこよかった。
MCでは、「元気ですか？楽しんでますか？」と昭仁さん。
「雰囲気作りがいい。」とも言われた（笑）東京公演、盛り上がりは絶好調だ。
晴一さんは、ライブセトリは段々盛り上がっていくように計算して考えているけど、今日は最初から盛り上がっているのでこのままもっと楽しんでほしい的なことを言っていた。
今日明日でツアーは終わる。
ファンの熱気はそりゃあすごい。
有明アリーナでのポルノ公演は初であることに触れ、定番のアリーナとスタンド2〜4階の声出しをする。
「今後は面倒くさいから2〜4階はまとめてスタンドと言う。」と言いつつ、その後スタンドとまとめられることはなかった（笑）
恒例の、男女別声出しもあり、男性に対しては「男ー！」と煽るのに対し、女性に対しては「女の人ー！」と低姿勢な昭仁さんがよかった。
男性ファンが増えたことに対し、「25年やって（こんなに男性ファンが来るのは）バンド冥利に尽きます。」と述べ、女性ファンに対しては「この黄色い歓声がなくなったら、バンドはやめます。」と言っていた（笑）
25周年に触れ、「自分たちのセレブレーションを振り返りたい。」との前振りからの
【REUNION】
前の席の方が丸い月を手で作っていたのが見えた。セレブレーション、って単語来たら俺セレ歌うと思うよね、うん。
相変わらず照明やステージ演出がかっこよい。
【俺たちのセレブレーション】
みんなで丸い月を作るのが楽しい。俺セレ好きだー！
何回見てもステージに映る過去歴代ライブ映像が胸熱だし、いちいちかっこいいんだよお二方！
【アニマロッサ】
ワズビル三回目の参戦だけど、毎回サビ前の「オォー！」にやられる。
【ミュージック・アワー】
ポップでカラフルな照明が素敵。みんなで振りや変な踊りが楽しい。
ここでMC。
今から花道の先で歌うため、準備が必要だから話をして繋ぐ、と昭仁さん。
「もうツアーも15本目だからどんどんスタッフさんの手際がよくなって、話そうと思って考えていたこと1/3くらいしか話せない。」と晴一さん。
昭仁さん「ここであなた、今回のツアーから使い出したニューウェポンの話をしなさいよ。」 ←ニューウェポン（爆）
晴一さん「（キョトン？）」 ←かわいい
ツアー参戦者にはおなじみの、今回のツアーから晴一さんがコンタクトレンズを使い出したことを話した。
昭仁さん曰く、楽屋で入った、だの（同じ楽屋なんだニヤニヤ）、どっちが表か裏かだのうるさいらしく、50歳からデビューしても自由だけど、こっちはとっくに先にすませた話をされても、と（笑）
ツアーが終わることでようやくコンタクトレンズの話を聞かなくてすむのがせいせいするらしい（爆）
晴「コンタクトレンズ、指にはないから多分入ったんじゃろうけど、入ったかわからん時、目の裏側に入っとったらどうしようってなるよね？一生目の裏のコンタクトと過ごすことになるけぇ。」
昭「ならんならん。とれるようになっとる。」
晴「でもなんでコンタクトレンズって黒目にピタッとなるん？」
昭「そりゃ目の形に合わせてカーブしてるけぇ。」（身振りでカーブをあらわす）
晴「コンタクトレンズの話、もっとサラッと話す話で、ステージでこんなにガッツリ話すもんじゃないけぇ。」
そんな感じで埼玉公演の時以上にコンタクトレンズトークが盛り上がったところで準備が整い、花道を歩いてメンバー&サポメン移動。
今回も昭仁さんはサポメンに先に歩け的なことを促し、サポメンが昭仁さんに先に行くよう促していて笑えた。
本当昭仁さんは偉ぶってないよなぁ。
ここで晴一さんは上着を脱ぐ。
花道で歌うのは【sheep〜song of teenage love solder〜】→【ジョバイロ】
どちらもアコースティックバージョン。
ステージモニターに映るメンバーもだが、ここはサポメンの映像がより楽しめて好き。
ステージに戻って歌うは【フラワー】→【夜間飛行】
フラワーはしっとり系でウルッとくるし、夜間飛行は何度見ても歌い出しや曲のタイミングに合わせて光が灯る演出がいい。
【インスト】
スーパー晴一タイム。
今日の晴一さん（も）、ニッコニコしていてかわいさ爆発なんだけど、ギタープレイ時の晴一さんが格好よすぎて悶える。
【オレ、天使】
晴一さんに心奪われてからの、天使の昭仁さんが出てくるのは反則級にヤバい（昭仁さん、上着を脱ぐ）。
また、今回のツアーの「俺、天使」の歌い方が最高なんだよね。ダークさや皮肉っぽさがよく出てるし。
今日、昭仁さん絶好調だなぁ。
「有明アリーナをパトロール」と歌い変えるのも最高。
【170828-29】
みんなでピースサイン。炎がステージシュポッシュポッとするので会場が熱い。
【アビが鳴く】
モニターにモノクロの映像と歌詞が映し出され、赤いライトがステージを照らし、赤い鳥居のような演出をしているのが泣ける。
「明日に 明日に 祈るよ」の歌い方がよい。
【解放区】
「ライブでは初聴きの方も多かったんじゃないだろうか？」と昭仁さん。
うーん……どうなんだろう………X見ると、今回私みたいに複数公演参戦率が高いような…。
【空想科学少年】
昭仁さんの間奏中の花道でのステップが軽やかでよかった。
ステージのメカニックな映像演出もよい。今回のツアー、「foo？」からアルバム曲二曲も歌うからすごいよなぁ。
【ハネウマライダー】
みんなでタオルを振り回し、ぶん投げるの楽しい。
相変わらず昭仁さんの運動量もスタミナもすごい。
昭仁さんと一緒にやる「曲がるつもりもない」が楽しい。
【アポロ】
会場のみんなと昭仁さんで歌うサビがエモい。大声で歌う。泣ける。
【サウダージ】
最初にアカペラで歌う昭仁さんの歌声を聞きながら、つくづく歌が上手いと思うし、声の伸びもいいし、名曲だと思う。
【オー！リバル】
みんなで歌うオレオレオにまた泣く。
ワズビルはDVDで発売になったら是非買いたい。
本編が終了し、みんなでポルノコール。
私のお隣さんはライブ開始直前、本編終了後、席を立って戻ってを繰り返し、ライブ中もスマホを何度も気にしていたのが密かに気になった。
やがて、昭仁さんと晴一さん登場。
昭仁さんはポルノTシャツで登場（わーい、お揃いだ。まぁ昭仁さんは東京バージョンだったが）、晴一さんはクリーム色のライブTシャツで登場。
サポメンの方々は塔のバージョンを着ていた。
【アゲハ蝶】
ツアー中、昭仁さんは必ず「わしは歌えとか煽るけど、楽しみ方は自由で強制ではないさら。ぼっち参戦の人の中には声が出しにくいって人もおるじゃろうし。」と言っていたが、アゲハ蝶もラララと歌うのが楽しいぼっち参戦者。
私はライブ中ガンガン「昭仁さん！晴一さん！」と叫ぶし、歌うし、手拍子するし、踊るが、アンコール時のポルノコールだけはできない人だ。
余談だが、メンバー紹介時、昭仁さんが晴一さんの名前を会場みんなに呼んでもらう際、「肉声で呼んでやって。」と言ったのが笑えた。肉声（笑）
あと、晴一さんが25年ここまでやってきたら今更因島に戻って他の仕事をするとか後戻りはできないから、今後もどうかよろしく的なことを言ったんだけど、その時に晴一さんが「もう一人手遅れがいます。」って言った時に昭仁さんが手を挙げていたのが最高に微笑ましかった。
アコースティックバージョン、より染みる。
ラストは【ジレンマ】
結局ツアー三回参戦したけど、ノるより撮影に燃えてしまった。
二階席は全体が撮影できるけど、昭仁さんや晴一さんはまず上手く撮れない。
アリーナ前列組にアップは託す。そしてXでそれを愛でる。
今回、Tamaちゃんが来ていたらしいのだが、サポメン紹介時、みなちんがTamaちゃん作曲の渦を弾いたのがウルッときた。
ひろおさんは今日誕生日だったらしく（会場みんなでおめでとうおめでとう言いまくった）、この曲紹介時にハピバの紙をチラッと持つシーンがあった。
昭仁さんの今回の教えてあげないバージョンはなかやまきんにくんバージョンで、晴一さんはボクササイズをしていた。
本編でメンバー紹介をした時、昭仁さんが「春うららかなお日柄の良いお出かけ日に（この表現よ。笑）、他にイベントがあるじゃろうに、今日わしらのライブを選んできてくれてありがとう。」と言ってくれて、ウルッときた。
今月は辛いことばかりあったけど、今夜は最高の特別な夜だった。来られてよかった。
天気も晴れでよかった。昭仁さんもMCでネタにし、みんなで笑った。
明日も天気はよさそう…というより東京は26度予報で暑そうだ。
曲終了後、私は何度も何度も「ありがとう。」と叫んだ。
ありがとう。私の人生、ポルノと出会えて、ポルノがいてくれて嬉しい。
最後に晴一さんは「ほんまによろしく頼むよ。」
昭仁さんは「次に会うときまで元気でおってね。」
と言った。
次に会う時まで元気でいる、か。
それがどれだけ尊く、難しいか。
それでも生きたいと思った。
ポルノと生きたい。
よろしく頼む、はこちらの台詞だ。
どうかお二人も次に会う時まで元気でいてほしい。
これからも新しい曲や嬉しいお知らせを待っている。
お母さんが退院し、リハビリが上手く行ったら、お母さんとまたポルノライブに行きたい。
アリーナ席じゃなくていい、車椅子席でいいから同じ景色が見たい。
今日は改めてそう思った。
みんなでお辞儀をする際、昭仁さんはセンターをひろおさんに譲った。
みんなで「おめでとう」と改めて言った。
なんとあたたかい雰囲気か。
19:45、ライブは幕をとじた。
【セットリスト】
・Century Lovers
・テーマソング
・キング＆クイーン
・Mugen
・REUNION
・俺たちのセレブレーション
・アニマロッサ
・ミュージック・アワー
・sheep〜song of teenage love solder〜（アコースティックバージョン）
・ジョバイロ（アコースティックバージョン）
・フラワー
・夜間飛行
・インスト
・オレ、天使
・170828-29
・アビが鳴く
・解放区（新曲）
・空想科学少年
・ハネウマライダー
・アポロ
・サウダージ
・オー！リバル
*アンコール*
・アゲハ蝶（アコースティックバージョン）
・ジレンマ
ライブ終了後、私は走った。
夜の有明アリーナやその周辺はライトアップされて夜の都会という感じでキレイだった。
なんとか電車に間に合い、思ったより早く帰ることができてよかった。
帰りの電車の中で写真や動画を見返したり、Xでみんなの感想を楽しんだりした。
年内、他のライブは行けるか未定だけど、今日ポルノライブに行けて、今年ツアー三公演行けて悔いはない。
明日はオーラスだ。
無事ツアー完走できますように。
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