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2024年03月18日11:34
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明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.1）
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3月3日（日）は日中の最高気温が11℃で雨も降らない予報だったので、隼でいつもの様に御朱印集めに行く事にしました。場所は三重県の一宮で、敢国神社（伊賀国）、都波岐神社（伊勢国）、伊射波神社（志摩国）の3社でした。この3社を巡ると、近畿地方の一宮は全てコンプリートする事になります。久々の隼での遠出となったので、名阪国道を走らせるのは気持良かったです。途中ではお決まりの様に道の駅 針テラスに寄って、日曜日とあって沢山のライダーが屯している様子を眺めていました。そして隼を写真に収めてから先ずは敢国神社を目指しました。
伊賀一之宮ICで下りると敢国神社へ。駐車場から裏参道を行くと途中に幾つかの摂末社があり、表参道を行くと直角に鳥居が建てられていて、石段を上がると拝殿、祝詞殿、本殿と高低差を設けられて建ち並んでいました。やはり一宮だけあって格式が感じられました。御朱印を頂いた後はまた伊賀一之宮ICから名阪国道に乗ると次の都波岐神社を目指しました。
�茵ヾ犀⊃声劼猟撒�
�蕁〇夏擦版凖�
�茵―忙貪�
�蕁，海涼罎頬榲�
�茵‘邉椹劃困�ら遷したとされる桃太郎岩
�蕁）�社、若宮八幡社
�茵）�社、大石社
�蕁）�社、市杵島神社
70km/h規制の二車線の道路は先程よりも混んで来た印象で、慌てずに慎重に行こうと思ったのを覚えています。それでも空いている車線があればウインカーを出してそちらの車線に移って前を詰め、また空いている車線があればそちらに移って前を詰めるという事を繰り返していました。そうして追越車線を走っていた時の事、その時には具体的にどれ位の速度を出していたのかは判らないのですが、普段の感覚だと“追越車線は+30km/h位で流れている事もあるな”との認識でした。そしてその時に私が目にしたのは、急にトラックが追越車線に割り込んで来て、咄嗟の判断で“急制動を掛けたら衝突は避けられるかも知れないけれども、バランスを崩して転倒して、恐らくは後続車に撥ねられるだろうな”と考えて、もう一つの回避動作として、間を置かずに瞬時にアクセルを捻ってそのトラックを擦り抜けようとしました。ホーンを鳴らす暇もなく、こちらのエンジン音で気付いてくれる事を望みながらも、無情にもどんどんと追越車線はトラックで塞がれて行き…。“やっぱり無理やったか”という思いと共に、トラックの何処かにぶっつかった感覚だけを残して気を失っていました。
目を覚ますとヘルメット越しに真近に地面が見えていて、自分が道路に横たわっているのが判りました。夢であって欲しいという思いも虚しく、眼の前の景色が現実である事は割と早く理解できました。断続的に小さな唸り声を上げながら荒い息をしており、首を反対側に動かすと、追越車線に横たわっている自分を守る様にして車が停められているのが判りました。それを見て事故後に迅速で的確な対応が取られていた様に思われたのですが、衝突したトラックがどれであるのかも判らず、目の前に立っている3人程の人物から声を掛けられる事もなく、恐らくは相当な時間、気を失っていたのでしょう。その内に高速隊の方から声を掛けられて、ドクターヘリを呼んでおり、その医師の判断によって搬送場所が決まるという様な事を聞かされました。ストレッチャーに乗せられ、救急車？で少しばかり走り、ヘリに移し替えられて飛び立つ音を聞きながら、初めてのヘリの搭乗がこんな事になるとはなと思っていました。しかし高度が上がるに連れて息が吸えなくなって、Spo2の値は大丈夫との声があるものの、盛んに息ができないと訴えていたのを覚えています。搭乗していた医師か看護師が「言ってる事がおかしい」と話しており、錯乱していると思われたのかも知れませんが、高度が下がるに連れて徐々に楽になって来ました。
三重大学病院に搬送され、ストレッチャーに乗せられたままレントゲン室に運ばれて、その後に手術室に移されて、これから最も損傷の酷い両足首から先の手術を行うと医師から説明を受けました。壁に掛かった時計を見ると確か14時20分頃を指しており、その僅かな待ち時間の間に、私のスマホをタンクバックから出して頂いて職場に連絡しました。Y看護師が出たので丁度良かったと思い、事故を起こして暫く入院になる事を伝えました。とても気遣う様子で「F師長に伝えておくね」との言葉を掛けられて心強く思ったのでした。手術は全身麻酔だったので私にとってはあっという間で、手術室を出る時には看護師から、両親が電車で来ていたけれども面会が叶わないので先に帰った事を知らされました。一番心配させたのは間違いなく私の両親だったでしょうね。この後は7日間も集中治療室に居たので、面会も連絡も一切閉ざされていました。
【集中治療室での思い出】
・数日は点滴のみ。最初の朝食の温めたパンと果物の美味しかった事！その直後から口腔清拭が毎食後に実施されていて、私は介助なしでも行う事は出来ていた。
・肋骨の骨折に響いて痛過ぎるので、咳をするのも一苦労。毎朝の胸のレントゲン写真？にて、慣れた頃の8日にリフトされて、余りの痛さに呼吸が出来なくなり、それから丸一日、強制的に酸素を送るマスクに繋がれていた。それが余りにも不快で、寝入ると何故か田原苑みたいな所で延々とバイタル測定している自分の姿を見ていた。
・排便が入院からなくて徐々に食欲がなくなり、10日の夕食後にピコスルファート10滴が処方された。その晩の2時頃、夢の中で田原苑みたいな所で便まみれになって奇声を上げながら廊下を転げ回り、浴室に向かうと脱衣室には布団が並べられていて、そこを便で汚しながら走り回る自分の姿を見ていた。ナースコールで看護師を呼ぶも排便はなし。
・11日の朝食後、一般病棟の個室に移る直前に浣腸を実施。漸くすっきりとして個室で昼食を頂く事が出来た。その次の日には4人部屋に移る。
・11日の夕方に自宅へ電話、しかし居る筈の両親が電話に出ない。18時を回っても繋がらず、仕事中の弟にLINEで電話を掛けると、私が入院している事を知らされていて大層心配していた。自宅に繋がらない事を伝えて、もしかすると親戚と共に相撲観戦に行く様な事を先月に話していたので、今日がその日かも知れないが、事件性も考えられるので親戚に連絡を取ってもらい、何かあったら警察に連絡する様に伝えた。その時に弟と両親が3日前に電話の遣り取りをしていたと聞かされたので少し安心したのだが、それまではこの8日間の間に、両親が憔悴して良からぬ事が行われたとか、無理に車で面会に来ようとして事故に遭ったとか、取り返しの付かない事をしてしまったのではないかと畏れていた。20時過ぎに弟にLINEで電話を入れると、「電話したら普通にお母さんが出たよ。やっぱり相撲観戦に行ってたって」と明るい声で伝えられた。スマホを充電する手段がなく、残り少ない残量を気にしての対応だったのが最大の原因ではあるが、本当に気を揉みました。その後に自宅に連絡を入れると、事故後に初めて両親と会話を交わしました。
【Sさんとは13日と15日にLINEで電話。その13日の電話の後のLINEにて】
3/13 21:26
ここだけの話、状況によっては死んでもおかしくなかったと思っているし、下半身不随とかになっていないのが奇跡のように思います。この賜物を無駄にしないためにも、甘えてはいられませんね。
次はないので、今後は安全運転に徹します。それができなければ、バイクを下りるだけですね。
これは私の誓いの言葉として、SさんのLINEに残しておきます。私はやっぱり、Sさんたちと共に、2029年の草千里にはぜひとも参加したいんです。少なくともそれまではバイクライフを共に続けて行きたいです。
2階のコロナの状況や、主任の立場は大変だと思います。どうぞご自愛なさって、頑張ってください。私も復帰できたら、少しでもSさんの力になれるように頑張って行きます。
硬い言葉ですけど本心です。先程はどうもありがとうございました。
【F師長とは11日にLINEで電話。その後のLINEの遣り取り】
3/12 19:53
お疲れ様です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。わざわざ調べて頂いてありがとうございます。
阪中HPへの転院もまだ決まっていないようで（他に3つの候補を挙げていると両親は言っていましたが、私は阪中HPが望ましいです）、明日、両親が今回初めての面会に来てくれるそうです。とりあえずそれでスマホが気兼ねなく使えるようになります（現在は残り3％）。私からも明日、ケアマネの件で連絡してみます。
まだまだ時間はかかりそうですが、仕事への復帰を目指して頑張ります。何かと支えて頂き、本当にありがとうございます。
3/13 16:18
お疲れ様です。ケアマネの件でI様に連絡しましたが、4月16日14時〜17時の研修が最終とのことで、それを逃せば次年度からの再履修しか方法はないそうです。次年度の申し込まもそろそろ始まるだろうし、要するに4月16日を逃せばアウトですね。
状況的に、その頃には車椅子での移動には問題がないと思われるので、病院先で外出届けを出して、介護タクシーかなんかを使って研修を受けられるかどうかですね。ひと月後なので、私的には行けそうな気もしているのですが…、
3/13 18:49
心強いお言葉、ありがとうございます。4月16日の研修は受ける予定で準備を進めておきます。あとはその時の私の身体状況と、医師の判断のみとなりますね。まだ一月あるので、焦らずにその日を待ちます。無理であれば、来年の研修を受けるまでですね。
それと私のケアマネの担当の分、本当に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。Mさんは、せっかくお家に帰れそうだったのに残念でしたね。
3/13 19:27
あとF師長から、私の両親あての連絡にあったと思うのですが、M部長から診断書の提出を求められていましたね。本日に手続きをしたので、1〜2週間ほどで自宅に届くと思います。それからの提出となります。
3/13 20:27
幸いにして痛みはかなり改善されています。あとは両足首から先の骨の付き具合になるので、日にち薬になりますね。ちらっとドクターが、両足を固定しているピンが抜けるのが一月半から二月と言っていたので、それから本格的なリハビリが始まって、二月半から三月で退院と勝手に考えています。あとは以前とあまり変わりないQOLを望むだけですね。
3/14 23:04
お疲れ様です。長くなりそうなので、利用者様に会えないのが一番さみしいですね。だからこそ、元通りの元気な姿を見せないと。
家庭の事情のほうが、あまり心配されなくて無難ですね。そのようにお伝え下さいな。ありがとうございます。
3/15 20:23
お疲れ様です。来たる3月19日(火)に、西奈良中央病院への転院が決まりました。13時着とのことで介護タクシーでの移動になります。阪奈中央病院は、リハビリ目的の転院であれば可能だが、手術を伴うのであれば受け入れられないとの回答だったようです。まあ仕方がありませんね。
これでようやく地元に戻れます。両親は12日に一度、面会に来てくれてありがたかったのですが、やはり近くに居るのは嬉しいですね。奇しくも転院の次の日は春分の日、良い経過であると祈りたいです。
転院先を決めるのにバタバタしていて、本来は右足首の骨折の手術が必要なのですが、それは西奈良中央病院で行うことになるそうです。となるとケアマネの4月16日の最終研修は微妙なところになります。なんとか調整して行けるようにしたいです。
曲がりなりにも両手足を動かせて身を起こせることのありがたさ。この賜物は大事にして行きたいです。
3/15 21:42
本当に、これが私の身を振り返る節目になりそうです。何とはなしに、いきなりはまってしまった御朱印巡りでしたが、これも何か意味のある行為だったのかも知れません。両親のこと、自分の生き方についても、改めて考え直す必要がありそうです。
どうもありがとうございます。
3/16 17:07
お疲れ様です。惹き込まれて写真を見ていました。この笑顔を引き出した職員はグッドジョブだし、ここは絶対に戻って来なければいけない私の居場所でもありますね。早く元気な姿を見せないと。
Iさんも春を前にして本格始動ですね。田原苑が笑顔のあふれる施設でありますように。
診断書
1. 病名
多発外傷
外傷性くも膜下出血
両足開放骨折
肋骨多発骨折左側血気胸
両膝挫創
左腸骨骨折
2. 附記
2024年3月3日バイク走行中にトラックと接触し受傷、当院救急搬送された。検査の結果、上記と診断。受傷日より全治3ヶ月の見込み。ただし、経過によってはこの限りではない。
以下余白
上記の通り診断する。
令和6年3月17日
三重大学医学部附属病院
【以下はつぶやきからの引用】
apricat 3月16日 16:42
口外無用に願います。コメントも必要なし。去る3/3に名阪国道にてバイクとトラックの衝突事故を起こして、三重大学病院に入院、3/19には西奈良中央病院に転院となります。退院までには数ヶ月を要すると思われます。詳細は今後の日記にて。画像は病院の窓から見える伊勢湾の絶景です。
apricat 3月17日 16:11
今日は雨模様。車椅子への移乗は、現在は左足の踵しか付けられないので、介助にて腕の力だけで行っています。曲がりなりにも身体を動かせる事の幸せ。下半身不随とかになってもおかしくない事故だったので、本当に不幸中の幸いだったと思います。19日には介護タクシーで3時間も車椅子上なので、耐えられるようリハビリ中。
［apricat］ 3月17日 16:20
といっても車椅子上に座っているだけですけど。3日前は30分でもしんどかったです。
apricat 3月18日 11:11
今日は上々の天気で、知多半島と渥美半島の他にも、伊勢湾の北側に伊勢湾岸自動車道らしきものが薄っすらと眺められます。しかし風が強くて、朝方は寒の戻りのように寒かったそうです。この三重大学病院には、事故現場からドクターヘリで運ばれたのだけど、最良の治療が受けられたのだと思います。明日は地元に戻りますよ。
明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.2）
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明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.3）
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明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.4）
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明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.5）
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明らかな人生の節目（バイク事故顛末記 No.6）
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踏んだり蹴ったりな新型コロナウイルス罹患
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伊賀一之宮ICで下りると敢国神社へ。駐車場から裏参道を行くと途中に幾つかの摂末社があり、表参道を行くと直角に鳥居が建てられていて、石段を上がると拝殿、祝詞殿、本殿と高低差を設けられて建ち並んでいました。やはり一宮だけあって格式が感じられました。御朱印を頂いた後はまた伊賀一之宮ICから名阪国道に乗ると次の都波岐神社を目指しました。
�茵ヾ犀⊃声劼猟撒�
�蕁〇夏擦版凖�
�茵―忙貪�
�蕁，海涼罎頬榲�
�茵‘邉椹劃困�ら遷したとされる桃太郎岩
�蕁）�社、若宮八幡社
�茵）�社、大石社
�蕁）�社、市杵島神社
70km/h規制の二車線の道路は先程よりも混んで来た印象で、慌てずに慎重に行こうと思ったのを覚えています。それでも空いている車線があればウインカーを出してそちらの車線に移って前を詰め、また空いている車線があればそちらに移って前を詰めるという事を繰り返していました。そうして追越車線を走っていた時の事、その時には具体的にどれ位の速度を出していたのかは判らないのですが、普段の感覚だと“追越車線は+30km/h位で流れている事もあるな”との認識でした。そしてその時に私が目にしたのは、急にトラックが追越車線に割り込んで来て、咄嗟の判断で“急制動を掛けたら衝突は避けられるかも知れないけれども、バランスを崩して転倒して、恐らくは後続車に撥ねられるだろうな”と考えて、もう一つの回避動作として、間を置かずに瞬時にアクセルを捻ってそのトラックを擦り抜けようとしました。ホーンを鳴らす暇もなく、こちらのエンジン音で気付いてくれる事を望みながらも、無情にもどんどんと追越車線はトラックで塞がれて行き…。“やっぱり無理やったか”という思いと共に、トラックの何処かにぶっつかった感覚だけを残して気を失っていました。
目を覚ますとヘルメット越しに真近に地面が見えていて、自分が道路に横たわっているのが判りました。夢であって欲しいという思いも虚しく、眼の前の景色が現実である事は割と早く理解できました。断続的に小さな唸り声を上げながら荒い息をしており、首を反対側に動かすと、追越車線に横たわっている自分を守る様にして車が停められているのが判りました。それを見て事故後に迅速で的確な対応が取られていた様に思われたのですが、衝突したトラックがどれであるのかも判らず、目の前に立っている3人程の人物から声を掛けられる事もなく、恐らくは相当な時間、気を失っていたのでしょう。その内に高速隊の方から声を掛けられて、ドクターヘリを呼んでおり、その医師の判断によって搬送場所が決まるという様な事を聞かされました。ストレッチャーに乗せられ、救急車？で少しばかり走り、ヘリに移し替えられて飛び立つ音を聞きながら、初めてのヘリの搭乗がこんな事になるとはなと思っていました。しかし高度が上がるに連れて息が吸えなくなって、Spo2の値は大丈夫との声があるものの、盛んに息ができないと訴えていたのを覚えています。搭乗していた医師か看護師が「言ってる事がおかしい」と話しており、錯乱していると思われたのかも知れませんが、高度が下がるに連れて徐々に楽になって来ました。
三重大学病院に搬送され、ストレッチャーに乗せられたままレントゲン室に運ばれて、その後に手術室に移されて、これから最も損傷の酷い両足首から先の手術を行うと医師から説明を受けました。壁に掛かった時計を見ると確か14時20分頃を指しており、その僅かな待ち時間の間に、私のスマホをタンクバックから出して頂いて職場に連絡しました。Y看護師が出たので丁度良かったと思い、事故を起こして暫く入院になる事を伝えました。とても気遣う様子で「F師長に伝えておくね」との言葉を掛けられて心強く思ったのでした。手術は全身麻酔だったので私にとってはあっという間で、手術室を出る時には看護師から、両親が電車で来ていたけれども面会が叶わないので先に帰った事を知らされました。一番心配させたのは間違いなく私の両親だったでしょうね。この後は7日間も集中治療室に居たので、面会も連絡も一切閉ざされていました。
【集中治療室での思い出】
・数日は点滴のみ。最初の朝食の温めたパンと果物の美味しかった事！その直後から口腔清拭が毎食後に実施されていて、私は介助なしでも行う事は出来ていた。
・肋骨の骨折に響いて痛過ぎるので、咳をするのも一苦労。毎朝の胸のレントゲン写真？にて、慣れた頃の8日にリフトされて、余りの痛さに呼吸が出来なくなり、それから丸一日、強制的に酸素を送るマスクに繋がれていた。それが余りにも不快で、寝入ると何故か田原苑みたいな所で延々とバイタル測定している自分の姿を見ていた。
・排便が入院からなくて徐々に食欲がなくなり、10日の夕食後にピコスルファート10滴が処方された。その晩の2時頃、夢の中で田原苑みたいな所で便まみれになって奇声を上げながら廊下を転げ回り、浴室に向かうと脱衣室には布団が並べられていて、そこを便で汚しながら走り回る自分の姿を見ていた。ナースコールで看護師を呼ぶも排便はなし。
・11日の朝食後、一般病棟の個室に移る直前に浣腸を実施。漸くすっきりとして個室で昼食を頂く事が出来た。その次の日には4人部屋に移る。
・11日の夕方に自宅へ電話、しかし居る筈の両親が電話に出ない。18時を回っても繋がらず、仕事中の弟にLINEで電話を掛けると、私が入院している事を知らされていて大層心配していた。自宅に繋がらない事を伝えて、もしかすると親戚と共に相撲観戦に行く様な事を先月に話していたので、今日がその日かも知れないが、事件性も考えられるので親戚に連絡を取ってもらい、何かあったら警察に連絡する様に伝えた。その時に弟と両親が3日前に電話の遣り取りをしていたと聞かされたので少し安心したのだが、それまではこの8日間の間に、両親が憔悴して良からぬ事が行われたとか、無理に車で面会に来ようとして事故に遭ったとか、取り返しの付かない事をしてしまったのではないかと畏れていた。20時過ぎに弟にLINEで電話を入れると、「電話したら普通にお母さんが出たよ。やっぱり相撲観戦に行ってたって」と明るい声で伝えられた。スマホを充電する手段がなく、残り少ない残量を気にしての対応だったのが最大の原因ではあるが、本当に気を揉みました。その後に自宅に連絡を入れると、事故後に初めて両親と会話を交わしました。
【Sさんとは13日と15日にLINEで電話。その13日の電話の後のLINEにて】
3/13 21:26
ここだけの話、状況によっては死んでもおかしくなかったと思っているし、下半身不随とかになっていないのが奇跡のように思います。この賜物を無駄にしないためにも、甘えてはいられませんね。
次はないので、今後は安全運転に徹します。それができなければ、バイクを下りるだけですね。
これは私の誓いの言葉として、SさんのLINEに残しておきます。私はやっぱり、Sさんたちと共に、2029年の草千里にはぜひとも参加したいんです。少なくともそれまではバイクライフを共に続けて行きたいです。
2階のコロナの状況や、主任の立場は大変だと思います。どうぞご自愛なさって、頑張ってください。私も復帰できたら、少しでもSさんの力になれるように頑張って行きます。
硬い言葉ですけど本心です。先程はどうもありがとうございました。
【F師長とは11日にLINEで電話。その後のLINEの遣り取り】
3/12 19:53
お疲れ様です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。わざわざ調べて頂いてありがとうございます。
阪中HPへの転院もまだ決まっていないようで（他に3つの候補を挙げていると両親は言っていましたが、私は阪中HPが望ましいです）、明日、両親が今回初めての面会に来てくれるそうです。とりあえずそれでスマホが気兼ねなく使えるようになります（現在は残り3％）。私からも明日、ケアマネの件で連絡してみます。
まだまだ時間はかかりそうですが、仕事への復帰を目指して頑張ります。何かと支えて頂き、本当にありがとうございます。
3/13 16:18
お疲れ様です。ケアマネの件でI様に連絡しましたが、4月16日14時〜17時の研修が最終とのことで、それを逃せば次年度からの再履修しか方法はないそうです。次年度の申し込まもそろそろ始まるだろうし、要するに4月16日を逃せばアウトですね。
状況的に、その頃には車椅子での移動には問題がないと思われるので、病院先で外出届けを出して、介護タクシーかなんかを使って研修を受けられるかどうかですね。ひと月後なので、私的には行けそうな気もしているのですが…、
3/13 18:49
心強いお言葉、ありがとうございます。4月16日の研修は受ける予定で準備を進めておきます。あとはその時の私の身体状況と、医師の判断のみとなりますね。まだ一月あるので、焦らずにその日を待ちます。無理であれば、来年の研修を受けるまでですね。
それと私のケアマネの担当の分、本当に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。Mさんは、せっかくお家に帰れそうだったのに残念でしたね。
3/13 19:27
あとF師長から、私の両親あての連絡にあったと思うのですが、M部長から診断書の提出を求められていましたね。本日に手続きをしたので、1〜2週間ほどで自宅に届くと思います。それからの提出となります。
3/13 20:27
幸いにして痛みはかなり改善されています。あとは両足首から先の骨の付き具合になるので、日にち薬になりますね。ちらっとドクターが、両足を固定しているピンが抜けるのが一月半から二月と言っていたので、それから本格的なリハビリが始まって、二月半から三月で退院と勝手に考えています。あとは以前とあまり変わりないQOLを望むだけですね。
3/14 23:04
お疲れ様です。長くなりそうなので、利用者様に会えないのが一番さみしいですね。だからこそ、元通りの元気な姿を見せないと。
家庭の事情のほうが、あまり心配されなくて無難ですね。そのようにお伝え下さいな。ありがとうございます。
3/15 20:23
お疲れ様です。来たる3月19日(火)に、西奈良中央病院への転院が決まりました。13時着とのことで介護タクシーでの移動になります。阪奈中央病院は、リハビリ目的の転院であれば可能だが、手術を伴うのであれば受け入れられないとの回答だったようです。まあ仕方がありませんね。
これでようやく地元に戻れます。両親は12日に一度、面会に来てくれてありがたかったのですが、やはり近くに居るのは嬉しいですね。奇しくも転院の次の日は春分の日、良い経過であると祈りたいです。
転院先を決めるのにバタバタしていて、本来は右足首の骨折の手術が必要なのですが、それは西奈良中央病院で行うことになるそうです。となるとケアマネの4月16日の最終研修は微妙なところになります。なんとか調整して行けるようにしたいです。
曲がりなりにも両手足を動かせて身を起こせることのありがたさ。この賜物は大事にして行きたいです。
3/15 21:42
本当に、これが私の身を振り返る節目になりそうです。何とはなしに、いきなりはまってしまった御朱印巡りでしたが、これも何か意味のある行為だったのかも知れません。両親のこと、自分の生き方についても、改めて考え直す必要がありそうです。
どうもありがとうございます。
3/16 17:07
お疲れ様です。惹き込まれて写真を見ていました。この笑顔を引き出した職員はグッドジョブだし、ここは絶対に戻って来なければいけない私の居場所でもありますね。早く元気な姿を見せないと。
Iさんも春を前にして本格始動ですね。田原苑が笑顔のあふれる施設でありますように。
診断書
1. 病名
多発外傷
外傷性くも膜下出血
両足開放骨折
肋骨多発骨折左側血気胸
両膝挫創
左腸骨骨折
2. 附記
2024年3月3日バイク走行中にトラックと接触し受傷、当院救急搬送された。検査の結果、上記と診断。受傷日より全治3ヶ月の見込み。ただし、経過によってはこの限りではない。
以下余白
上記の通り診断する。
令和6年3月17日
三重大学医学部附属病院
【以下はつぶやきからの引用】
apricat 3月16日 16:42
口外無用に願います。コメントも必要なし。去る3/3に名阪国道にてバイクとトラックの衝突事故を起こして、三重大学病院に入院、3/19には西奈良中央病院に転院となります。退院までには数ヶ月を要すると思われます。詳細は今後の日記にて。画像は病院の窓から見える伊勢湾の絶景です。
apricat 3月17日 16:11
今日は雨模様。車椅子への移乗は、現在は左足の踵しか付けられないので、介助にて腕の力だけで行っています。曲がりなりにも身体を動かせる事の幸せ。下半身不随とかになってもおかしくない事故だったので、本当に不幸中の幸いだったと思います。19日には介護タクシーで3時間も車椅子上なので、耐えられるようリハビリ中。
［apricat］ 3月17日 16:20
といっても車椅子上に座っているだけですけど。3日前は30分でもしんどかったです。
apricat 3月18日 11:11
今日は上々の天気で、知多半島と渥美半島の他にも、伊勢湾の北側に伊勢湾岸自動車道らしきものが薄っすらと眺められます。しかし風が強くて、朝方は寒の戻りのように寒かったそうです。この三重大学病院には、事故現場からドクターヘリで運ばれたのだけど、最良の治療が受けられたのだと思います。明日は地元に戻りますよ。
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