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2024年03月10日22:54

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ARGYLLE/アーガイル

映画監督で、この人の作品は観ておきたいと思っている二人が、マシュー・ヴォーンとエドガー・ライトです。比較すると、前者はストーリー展開がよりゴージャスで荒唐無稽、後者はより庶民的でローカルという違いがありますが、音楽の採用手法やギャグ的シーン、アクションの不謹慎性が似ているf^^;。

『ARGYLLE/アーガイル』はマシュー・ヴォーンの最新作で、『キングスマン』シリーズ終わっちゃったのかな?と思っていたタイミングで発表されました。めちゃ面白かった。で終わり(爆)なんだけど、せっかくだからあとちょっと書きたい。本編ストーリーではありませんが、ラストのネタバレあり。

マシュー・ヴォーンがスパイ映画を作ったらこうなるだろう、という予想を上回る出来でした。とにかくストーリーがくるっくるっ二転三転するので、それだけで十分面白い。さらに、例によってアクションで遊びまくる。とくにクライマックス近くで発煙筒を炊きながらのダンス・シーンは、『キングスマン』第1作の『威風堂々』シーンを思い出させる傑作。こんなの見せられたら、お客は笑うか怒るかどっちかでしょう。今回はクラシックではなくノリの良いポップスですが。音楽でいえば、ジョン・レノンが歌ったテープからビートルズの新作として昨年発表されて話題になった「ナウ・アンド・ゼン」が始めのところで使われているのも聞きもの。

出演は、主演がブライス・ダラス・ハワードで、発表したスパイ小説のせいで本当の陰謀に巻き込まれる作家という役柄。ヘンリー・カヴィルが小説の主人公アーガイル、サム・ロックウェルがリアルのスパイ、ブライアン・クライストンとキャサリン・オハラがヒロインの両親という設定です。『スター・ウォーズ』でメイス・ウィンドゥだったサミュエル・L・ジャクソンも出ています。この中では、ヘンリー・カヴィルが現実離れした肉体派で、いかにも架空のスパイっぽい。サム・ロックウェルは『銀河ヒッチハイク・ガイド』でゼイフォードだった人。「思う」って言うたびにひっぱたかれるシーンが最高でした(爆)。本作では飄々とした感じがちょっと草刈正雄に似ている。あとキャサリン・オハラは『ホーム・アローン』でケヴィンのお母さんだった人。すぐに気が付きましたよ。

エンドロールになる前に、意表を突くエピソードが追加されています。酒場でカクテルを注文した若者(ルイス・パートリッジ)が、それが合言葉だったらしく、バーテンダーから銃を受け取るのですが、彼は「オーブリー・アーガイル」と名乗るんですよ。てえことは、作中の物語の主人公だったアーガイルの若き日ということで、続編の予告? しかもその酒場の名前が「キングスマン」f^^;。二つのシリーズのように見えるのは実は同じ世界観でつながっているのか? この謎、続報が気になります。
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