ハウゼリーの語る
宇宙世紀はこのままではダメになるから改革が必要
流血の無い改革ではもう手遅れ
私が主導してその流血を最小限に抑えてみせる
現在の100億より未来の100兆のために。
と言う主張と行動は未来の宇宙世紀を知ってる読者からすれば正しいというのがわかってしまう。
でも現在を生きてるディルからすれば
理屈はどうあれ流血を肯定して目の前で人が死ぬのを黙認することなんてできない
となるのも当然ではある。
でもディルもハウゼリーが本気で人類の未来を考えてるのはわかってるのかツラいところ。
だから
「あんたの理想は間違ってないけどその手段は良くない、なによりあなたのためにならない。あなたなら現在を犠牲にせず未来を変えられるはずだ、そうしろ」
となる。
ディルとハウゼリー、きちんと言葉を交わして相互理解に達しているのはスゴくガンダムな話。
でも、相互理解できてもそれで現実問題が解決するわけじゃないよね、というのはスゴく宇宙世紀な話。
そして最終的なオチがこちらです。
ハウゼリー「最小限の流血で世界を変えるぞ」
ディル「そのやり方はあなたにとっても良くない」
連邦政府「ハウゼリーを暗殺したぞ!最小限の流血!」
地球連邦政府は瓦解し人類は衰退しました
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