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2024年02月27日23:01

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大貫妙子&小松亮太『Tint』

1. 1980年代
2. Tango
3. Hiver
4. エトランゼ〜etranger
5. 我々はあまりに若かった
6. 愛しきあなたへ
7. ハカランダの花の下で
8. リベルタンゴ
9. ホテル
10. 突然の贈り物

大貫妙子&小松亮太
Sony Music Labels SICL 275

久しぶりの大貫妙子。クラシック音楽以外のCDはあまり持っていませんが、彼女は数少ない例外的存在です。といっても今回の購入は、『Tint』というタイトルが理由でした。みっちがピアノ四重奏に挑戦したことは別にエントリしましたが、今後も活動継続が決まりました(パチパチ)。それならユニット名を考えなきゃということで、4人の頭文字を並べて出来上がったのが、TINT。彩りとか濃淡とかいう意味で、なかなかいいぞ。こうしてピアノカルテット・TINT爆誕(爆)。そして同じタイトルのCD発見、という次第ですf^^;。

『Tint』は2015年のアルバムで、いまのところ、大貫妙子のオリジナルアルバムとしては最新のものらしい。小松亮太とのコラボレーション作品で、インストゥルメンタル・ナンバーが3曲あるので、大貫は全曲ではありませんが、小松のバンドネオンは全曲に参加しています。

「Tango」は坂本龍一作曲によるリメイク、「Hiver」もリメイク、「突然の贈り物」はコンサートでの定番曲など、オリジナルの新曲は少なく、「愛しきあなたへ」と「ホテル」くらい? おなじみ「リベルタンゴ」(これはインストゥルメンタル)もあります。でも、それは問題ではなく、むしろ知っているあの曲が新鮮なアレンジで聴ける楽しみがあります。とはいえ、新曲の「愛しきあなたへ」はとても美しい。

編成は一番大きいものでも10人ほどで、おそらくはセッション録音でしょう。いま眼の前で生じているようなライヴ感。とりわけ小松のバンドネオンは光線のように輝いており、アコースティックな響きに彩りと燦きを与えています。録音もそれをよく捉えて素晴らしい。大貫のボーカルのみは定位感があまりなく音場が広がっていますが、ピタッとさせると細身になってしまうのを避けて、あえてそうしてるのかな? 彼女の歌唱もバンドネオンに触発されているのか、柔らかさと素っ気なさが適度に絡まり、得も言われぬ風情を醸しています。近ごろは音楽CDの加工品・消耗品化が激しいですが、内容の充実と質の高さで勝負しているものもある、ということを知らしめる1枚。

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