障害者職業生活相談員約一名の忖度

家族の死と直面した教え子。
普段はお調子者な彼が見たことないほど落ち込んでいる。

「朝　目が覚めて"おはよう"って居間に入っても　もういない」

目を真っ赤にして俯いている姿はとても見ていられなかった。
それでも向き合う。
ここでさも上手いことを言って慰めようとするのは悪手。
彼の言葉をすべて受け止めながら見守り続ける。
しばらく経ったあと、

「また会えるかな」

そう訊かれた。
自身の体験を秘めつつ率直に答えた。

「きっとまたどこかで会える。僕は常にそう信じている」

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♪コスモスに君と / 戸田恵子
https://www.youtube.com/watch?v=VtckLzSR7yo

祈りを　今　君のもとへ

【障害者職業生活相談員日記】目次
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