1/21 大阪 雲州堂

大阪連泊3日目。お昼の時間は相変わらずマイペースで、今度は阿倍野方向に散歩。あべのハルカスがバベルの塔のようにそびえ立っています。でも、いつ来てもなんだかよそよそしい街に見えます。西成の100円ショップでも買えるような歯ブラシなどを買って帰りました。

阿倍野と西成。この世の最上層と最下層の両方が隣接する場所にあるという皮肉な光景は、横浜の元町と寿町でも見てきました。街を歩いていて、その最下層を見栄えよく変えたいという誰かの意図が近年なんとなく目立ってきたのも、やはりどちらにも共通します。しかし、富の偏在という資本主義の根本的な問題が解決されない限り、いくら上辺だけ見栄えが良くなっても、いつまでもこの奇妙な光景は残っていくのでしょう。

この日のライブは、ザビエル大村さんとの今年2度目の共演。北浜の雲州堂にて行われました。ここにお邪魔するのは昨年の2月以来で、その時もザビエルさんとのジョイントでした。2018年のセッションアルバム『Sukiyaki』のジャケット写真も雲州堂で撮ったもので、ここに来るといつもその頃の思い出が蘇ります。

日曜日の夜にも関わらず、多くの方々にお越しいただき、二人とも張り切って演奏。
今回の私はヤマハS-51を持ってきているのですが、これはいつも小樽運河のストリート演奏で使っているギターなので、ピックアップがついています。ラインでじっくり音を作るザビエルさんに合わせて、今回は私もラインで音出しするという、意外と珍しいライブになりました。おかげで、バランスの均一にとれたサウンドがグッドでした。

ザビエルさんのマール・トラヴィス愛に溢れたステージ衣装も必見で、トラヴィス・ピッキング・メドレーがまるで本物みたいな存在感でした。リハの時、ステージに置かれていてなんとなく気になっていた八面体のような入れ物は、なんとザビエルさんがアメリカで購入したテンガロンハットのケースだったのでした。アメリカ、スゴイʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ！

二人の楽しい共演はこれで今回は終了ですが、また3月にダコタさんとの東海ツアーで二日間ご一緒します。ザビエルさん、そしてお越しいただいた皆さん、関係者の皆さん、どうもありがとうございました！

今日は、私のツアーではちょっと珍しい空き日程。編曲の時間をもらったと思い、今日は一日中楽譜ソフトと格闘します。そして明日は大阪最後のライブ。どうぞよろしく！

★ 1月23日（火）　開場18:30／開演19:00
浜田 隆史　ラグタイム・ギター・ソロ 2024
大阪・堂山町 Bar Third Stone（大阪市北区堂山町15-17 ACT3 102号）
料金：2,500円（要別途オーダー）
お問い合せ：tel :06-6365-7177（お店）／otarunay@mineojp（浜田）