ゴーモン・ブリティッシュ映画会社製作
キャロルリード監督、邪魔者は殺(け)せ、
をツタヤディスカス、DVDレンタルで鑑賞中。
1947年製作、日本公開52年。
ジェームズメイソンの出世作と
キャロルリード監督はこの作品で緻密な画面の作りや照明、編集、撮り方、が評判を呼び、この後、第三の男を撮る。
戦後、まだ配給が続いているアイルランドの港町ベルファスト、
若きアイルランド革命家たち4人は革命資金源を強奪するため、工場の経理の部屋に押し入るが、中心人物の男(ジェームズメイスン 主人公)は肩を撃たれ逃走中の車から落ち、一人で逃走する、仲間や警察は探すが一般人の出会う人達からは煙たがられたりする。怪我で幻想を観つつ、
ラスト近く、出会った貧乏画家が、
その家で医者の治療を受けつつ死期が近い男を絵に残そうとする。
そして街を彷徨い、惚れた女と再開するが、、
今見ると普通の映画だけど、当時は画期的な造りの作品だったそうで、
同じ時代の黒澤明の作品にも影響してるのでは?というシーンがありそうな感じもする。
ストーリーは、全体的にはそれほどでもない、が画家の展開は巧い。
探す女が警察の尾行を撒くためにダンスホールに入る、と
アメリカ軍(進駐軍)がもってきたジルバ、を踊ってるが
そのホールの上から吊った看板には
「ジルバ禁止」と書いていて。でもみんなジルバ踊ってて。
ジェームスメイスンの若い頃を観たのは初めてだった。
あの俳優の、他の作品を観た記憶は、
砂漠の鬼将軍 海底二万哩 北北西に進路を取れ
天国から来たチャンピオン
戦争のはらわた ブラジルから来た少年
評決 。
悪役が多かったかな。
昔は、イギリス映画はフランス映画と共に、とんでもしっかりしていて、
戦争映画やホラー映画、
犯罪映画の一翼を担ってたくらいで
オリジナルで製作されてた会社がたくさんあったが、
今は、ハマーフィルムみたいに無くなったり、
あってもスタジオだけや小さな会社で存続し、ハリウッド資本で製作すると
ヒットしたら全世界に売れるパターンの映画があるので、その辺で
糊口をしのいでる感があるが、
俳優や監督は未だにたくさん出てくる。
はっぱり英語圏はいいなあ、と。
よく、日本映画や日本人俳優が、どうしてハリウッドに出られないのか?ってのは
言葉の壁が一番で。
ログインしてコメントを確認・投稿する