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2023年12月30日16:40

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アンゲリッシュのゴルトベルク変奏曲

・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988

ピアノ:ニコラ・アンゲリッシュ
2011年録音、ERATO 50999 0706642 9

ニコラ・アンゲリッシュのバッハです。2011年、アンゲリッシュ40歳のときの録音。正直、バッハはピアノじゃなくてチェンバロだろ?とか思っていました。これを聴くまでは。ピアノでも素晴らしいぞf^^;。いやまあ、チェンバロ演奏にしても昔レコードで買ったことがあるだけで、いずれにしろ初心者同然ですが。

演奏は約80分と、CDの収録時間をほぼいっぱいに使っています。冒頭のテーマはゆったりと優しい子守歌のようで、これはもう間違いない。なにがというと、読書とかのBGMとして完璧です。ながら聴きに最適(ほめている)。この曲にそれ以上のなにを求めるというのか。というわけで、いまもこの曲を流しながら書いています。

もちろん、まろやかなピアノの音色、第1変奏の一転して目の覚めるような快活なリズムや第16変奏の後半の始まりという気分転換、第29変奏、第30変奏の高揚と見事なフーガなどなど、部分的に取り上げてすごいと言うこともできますが、手持ちで比較対象がなく違いを示すことができないし、結局のところ演奏が素晴らしいというのと曲とバッハが素晴らしいというのとが同義になってしまう気がします。

アンゲリッシュのCDは、あと2019年録音のプロコフィエフ集があり、おそらく最後の録音かと。それ以外には、リスト「巡礼の年」の再リリース、珍しくピリオド楽器を弾いたベートーヴェンのピアノ協奏曲4番・5番、この秋に出た「オマージュ」と題された未発表録音ボックスがあります。プロコ以外は注文済みで、年末年始はアンゲリッシュ三昧の予定だったのですが、「巡礼の年」の再発時期がずれ込んでいまだに入手できておらず、今年はこのゴルトベルク変奏曲で締めくくりとなります。年越しにもふさわしい。それでは、みなさん良いお年を!
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