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2023年12月24日10:18

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つないで徒歩日本大全周B面４９

さて、硫黄島歩きからほんの数日、鼻炎が残ったままだが
木金有休をとっての4日今年最後のダブル徹夜歩きとなりました。
主目的は土日有休をとらざるを得なくなった秘境100選銀鏡(しろみ)
神社の神楽が12日から16日まで行われるのだが、14夜から夜通しの
神舞がメイン神事となるのだ。
これに絡めて南九州の心残りを全てまるっと解消しようという算段。

【1日目　12月14日】

　宮崎西都の木喰五智館7:00
なんと早朝から開いていたのでここで準備し銀鏡へ向けスタート。

　不思議な色の川をみつつ

　寄り道

珍しい青い鳥居。

川原の岩紋が相当面白いが、

　もろいのか旧道がこんなだったり

　退屈な道だが岩が楽しませてくる

　こちらのゆずは今なのか

　できて間もないトンネル

そして西米良に行く道と銀鏡に行く道の分岐、一ノ瀬に到着しました。

ここで平日のみ運行で要予約のデマンドバス13:55を待ちます。

やたらそこら中工事の通行止め看板が立ち、中でも自分が明日向かう
西米良手前の橋は8:00までに通過しないとやっかいらしい。
1時間ほど待つ場所も無いので車道に座り込んでぼんやりしていると
どんどん銀鏡方面に車が行く。銀鏡の先は通行止めになっているので
どうやら神楽神事が目的のようだが、平日やぞ。しかもえらい早いな？？

　バスで集落に着きました

　参拝後神楽会場に向かう

会場に着き唖然、メインの畳敷きの部分はすでに満席。
どうにか縁にA3ほどのスペースを確保できたが、車組は地面に持参の
ブルーシートに毛布敷いて席を確保していく。歩きには厳しい世界。

3時間ほど演目を鑑賞するが、迷惑なおっさんが視界遮る形で撮影居座り
し出したのもあり、予定より1時間半ほど早く会場を後にすることに。

　しばらく一ノ瀬に向け歩いていて
ふと空が満天の星空と気付く。双子座流星群の夜だが西日本は曇りで
鑑賞できないと天気ニュースでやってたので諦めていたけどもしや？
だが細い歩道のない車道で頻繁に神楽の鑑賞絡みの車が行き来するので
どこで見上げようと進んでいくと、落石防止ネットが捲り上がった場所が。

　ハンモック代わりに寝転んで休憩
10分の間に8本光跡が観察できた、ワーイ。
その後また曇りになったので、神楽を早引けした意味もあったんやなと。

　

本日五智館からの歩数　58,685歩

【2日目】

無事に8時から制限の橋も渡り西米良へ。残念ながらバスの待合所も
施設の開く9:00前まで閉まっていたのでホットドリンクでどうにか過ごす。
ここは第一の心残りポイント。以前諸塚や椎葉巡った際、日程の都合で
回れなかったのがこの西米良なのだ。解消。

行動再開。

　奇しくも西米良もゆず産地だった

　熊本県へ

途中ついにしとしと雨が降り出す。

　湯前の温泉施設へ
実はここが２つ目の心残りだった。
以前湯前駅へ歩いた折、駅横の湯～とぴあというのが温泉だと
信じて辿り着いた際、そこが観光案内所で、温泉施設は3㎞先と
知って脱力諦めたことがあったのだ。だからもし西米良に行く
チャンスがあれば県境越えしてここにもとしていた。
雨の中ぐるぐると巻く車道を無駄に歩かされてストレスなるも
どうにか心残りを解消。

　16:20乗り継ぎで鹿児島県出水駅へ

　19時30分細かい乗り継ぎで眠れず

　ここからは氷雨なのでコインランドリー
二時間かけて洗濯乾燥。寒い雨の中ダブル徹夜歩きのスタートを切る。

　伊佐市の観光名所曽木の滝を目指す

本日の歩数　71,372歩

【3日目】

　近道を選ぶも
自販機が見当たらない。霧が重なっていつしか全身びっしょり。
身体がホットドリンクを欲しているのだが皆無。
なので我武者羅に曽木の滝を目指す。観光地なら自販機があるはずだ。
風や雨を避けられる場所があるはずだ。そうすれば持ち直せる。

ギャアアアアアアー（心の声
辿り着いた曽木の滝、施設は立ち並んでいるが
自販機はその中に設置されており、ガラス越しに見えて居るけど
施錠されて利用できない、ご自由にご利用してくださいといいつつ
自動ドアは開かない。
避難場所たりうる便所も上部が抜けていて中は外気温。
軒先もほとんどなく、大きな観光案内版の前のコンクリが濡れて
居なかったのでそこの横たわる。

1時間後、鼻詰まりと若干ののどの痛みのなか凍えて起き上がる。
驚いた、自分の人型に水たまりが出来ていた。濡れた衣類から絞られて
出来たのだろう。体内温度もかなり下がっているのでじっとしてたら
ヤバいと滝を鑑賞に行く。

　滝はなかなかのものだった
が長居は出来ない。よろよろと目的地の真幸駅へ向けて進む。
ようやく自販機で温かいものを摂取するがぬるく感じる。

どんどん進んで山道に入る分岐まで来た。ここで悩む。
ここからは体調崩してもエスケープ出来ないし、ペースが落ちれば
終電京町温泉駅14:25に乗り遅れかねない。
ここで計画変更。
タクシーを呼んで真幸駅へ、そこから京町温泉までの道を歩くとする。

　久しぶりの駅
水害で不通になったまま再開のめどがたっていない。
駅ノートでも書いていくかと中に入るとおばさまがいる。
ストーブがたかれており、？？？だったが熱いお茶を頂きつつ聞くと
20年来土日にこの駅で来客を接待している地元のグループだそうな。
以前に来た際は早朝だったので出会わなかったので存在をしらなかった。
どうやら区間廃線の向きらしく駅舎存続の活動がされてるそうだ。
しかし不通期間も長期で寂しいですねというと、今月24日で20年の
活動にピリオドを打つのだとか。
間に合った。しっかりお話しできてうれしかったです。
予定通り歩いて来ていたらそのような余裕はなかったろう。

雨の中京町温泉へ向けて下る。

待望の温泉、体温は35.8℃どれだけ持ち直すことが出来るのやらなあ。

　が、これでまた二つ思い残し解消
真幸駅からどこかへつなぐことと、二度来ていながら営業時間外で
入れなかった京町温泉で湯を頂くこと。

　これまた複雑な乗り継ぎを経て
熊本駅からよろよろと歩いて、ゲストハウスへ。

スタッフさんと歓談するもやはり深部低体温からかしんどい。
不本意ながら明日の阿蘇行は最高気温2℃ともあるし切り上げるかも
と弱音を吐いてダブル徹夜の余波もあり耐えられず早々に就寝。

本日の歩数　63,005歩

【4日目】
4:30に起きて装備を固める。睡眠で大分持ち直したか
普通に歩けている。5:40とりあえず平成駅へ向かうか。