3歳児と初めての映画館。予想よりはるかに良い子で鑑賞できて大満足。
・パウ・パトロール ザ・ムービー
スケールがでかい!
ほのぼのトラブル解決アニメだったTVシリーズとは演出のスケールがまるで違う、まさに劇場版。幼児がメイン視聴層だけあって、飽きないよう常に何か動きがあり目を離す隙がない。非常にテンポよく街を破壊し続けるライバール市長のかける迷惑を通り越して悪行も、TVとは比べ物にならないレベルでヴィランの貫禄たっぷりのクズっぷり。いっぺん市民全員に袋叩きにされた方がいい。TVシリーズと違ってけっこうアメリカンな罵倒もふんだんに用意(カナダのアニメだけど)され健全アニメに混ざった僅かな毒が、自分のような映画好きには良いアクセントとなる。
ダイナミックな娯楽性だけでなく、主役となるチェイスと仲間たちの繊細な表情、仕草の表現も卓越しており、恐怖やトラウマに逆らうのではなく、弱い自分を受け入れて前に進むチェイスの姿に勇気付けられた子供たちもきっと多いはず。
想像を遥かに超えてきた、大人も大満足の一大エンタメにしてヒーロー映画の理想形のひとつ。大傑作。エンドロールがクソ長い以外に欠点がない。
・コードネーム U.N.C.L.E
立場もタイプも真逆な2人が歪み合いながらもお互いにないものを補う王道バディムービーに、ガイ・リッチーのオシャレな演出と笑えるジョークが噛み合いちょっとクセになる小粋さを醸している。
キャラクターはステレオタイプで多くの007シリーズよりは好みだが同年の「キングスマン」などと比べるとパンチが弱くスリルがない。結局力押しでええやんけ、なストーリーも迷走気味かな。笑いのツボが合ったので、コメディに振り切ったほうが好みかも。
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