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2023年11月15日23:58
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大報恩寺、泉涌寺、西本願寺 R05 (2023) .11.15
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本日は京都府の二つの寺院で御朱印を頂いたのですが、大報恩寺は初めて、泉涌寺は西国三十三所第15番札所である今熊野観音寺を訪れた際に、泉涌寺の大門の前にバイクを停めています。そして今熊野観音寺に直近の受付の手前からその伽藍を眺めた際には、広々とした境内に仏殿と舎利殿が並び建っている所が印象的で、それにそもそも今熊野観音寺は泉涌寺の塔頭ですね。他にも多くの塔頭が現存しており、その広大さに驚いた覚えがあります。本日にもう一つ訪れている西本願寺は家の宗派なのですが、この日に特別公開されている所があると知って興味を持ちました。今熊野観音寺を訪れた5日前には知恩院も訪れていて、そこで特別公開されていた大方丈・小方丈・方丈庭園が余りにも素晴らしかったので、これに劣らず西本願寺もきっと凄いのだろうと楽しみにしていました。
�茵‖臺鷁源�の本堂
�蕁）榮夏眇悄∨楝困亮甓倏〕荳疏�は秘仏
�茵，�かめ像とおかめ塚
�蕁［酳�殿
大報恩寺は京都のお寺に多く見られる様に街中にあるので、京都に住んだ事がありその後も良く訪れていたにも関わらず知らない場所でした。境内は広くはないのですが、そこに堂々たる本堂があります。他にも細々としたお堂があるのですが、その時には謂れを知らなかったので不審に思われたのがおかめ像とおかめ塚でした。本堂においても内陣に妙な女性像が幾つか置かれてあるし、本尊の釈迦如来坐像は秘仏なのでどうかとも思われたのですが、堂内には常設と思われるおかめ像の展示会がなされていて、そこに簡単な謂れが説明されていました。しかしそこには明確に書かれてはいなかったのですが、大工の棟梁である夫の沽券に関わると、妻であるおかめは自害されていたのですね。流石に何もそこまでとは思ったのですが、おかめ信仰に繋がったのは尤もだと思われました。
因みにWikipediaによると、「この本堂は応仁・文明の乱にも焼けることはなかった創建当時のもので、洛中最古の現存建造物で国宝となっている（『京都市内』最古の建造物は醍醐寺五重塔）」との事で、大報恩寺は千本釈迦堂とも通称されています。また本堂の柱には応仁の乱の際に出来たとされる刀と槍の傷跡が未だに残っています。そして圧巻だったのが霊宝殿に展示されていた重要文化財の数々で、中でも快慶一門によって制作された木造十大弟子立像の10躯と、肥後別当定慶作の木造六観音像の6躯は筆舌に尽くし難い程に素晴らしいものでした。コンプリートされているってほんと重要ですよ。
�茵＼�涌寺の大門
�蕁（�殿
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�蕁仝羣遜蠶躅�
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�蕁〃醂慘�
泉涌寺は大門を潜って、先ずは楊貴妃観音堂、心照殿、経蔵といった様に順を追って拝観したのですが、やはり目に付くのは仏殿と舎利殿だと思います。しかし仏殿の中は拝観できるのですが、伝運慶作とされる本尊の3体の如来像については、へ？といった印象で、舎利殿の中は拝観できず、本坊の無料区画を訪れて見れば美術展が行なわれており、これもそうですかといった印象…。正直、これだけで拝観を済ませていたら殆ど感銘を受けていなかったと思います。しかし実は一番気になっていた建物が霊明殿で、この時には以下の特別公開が行なわれていたので迷わず拝観させて頂きました。
令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開
・泉涌寺 本坊・霊明殿
【対象】霊明殿（明治天皇ご再建の皇室の尊牌殿）、御座所、海会堂、庭園
【期間】2023年11月6日（月）〜19日（日）
御座所や庭園も良かったのですが、霊明殿が余りにも凄過ぎました。 Wikipediaには、
「泉涌寺（せんにゅうじ）は、（中略）皇室の菩提寺（皇室香華院）として御寺（みてら）と呼ばれている」
「御座所 - （中略）玉座の間は、天皇・皇后が来寺した際に休息所として使用する部屋で、平成期（1989年 - 2019年）に入ってからは、即位報告（1990年）、平安建都1200年記念（1994年）、在位10年の報告（1999年）、譲位の報告（2019年）などの際に平成の天皇が泉涌寺を訪れ、この部屋を使用している。今上天皇の即位の報告（2019年）の際にも用いられた」
「霊明殿 - 天智天皇から昭和天皇に至る歴代天皇皇后（長慶天皇と後亀山天皇は除き、北朝の天皇を含め、後醍醐天皇以前は多数の脱落がある）の尊牌（位牌）を安置する。1882年（明治15年）に焼失し、現在の霊明殿は、1884年（明治17年）に明治天皇の勅命により再建された。入母屋造り桧皮葺きで、外観は宸殿風の建物である。 1871年（明治4年）に般舟院など京都府内の諸寺院にあった尊牌がここに集められている」
とある通り、本当に一般人がここに入っても良いのかと思われる様な所で、天皇に対する畏敬の念を強くした次第です。凛とした思いで霊明殿を後にして、これも気になっていた「歴代天皇らの25陵、5灰塚、9墓が営まれている（Wikipedia）」月輪陵にも赴くと、寺社巡りの行き着く先に思いを馳せていたのでした。
�茵＼硝楷蟷�の唐門
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�茵仝羆篤欧醗ぬ鐶貌欧療蕨�下。左手には喚鐘廊下
�蕁ヾ�鐘廊下
令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開
・西本願寺 書院・飛雲閣
【対象】浪之間（重文）、太鼓之間（重文）、飛雲閣（国宝）及び滴翠園（国名勝）
【期間】2023年11月12日（日）〜21日（火）
期待していた特別公開された書院でしたが、公開されていたのは本の玄関口までで、これに1000円。飛雲閣も100mばかりの敷地内を歩けただけで、これも1000円。確かにこれだけでも非常に価値のある物が見られたとの思いはあったのですが、泉涌寺の本坊と霊明殿に1000円の相場を考えると、幾ら何でも高過ぎますね。書院の全貌はいつか必ず拝観したいです。この日も日没勤行が終わるまで居続けていたのですが、浄土真宗への信仰としては今一つである事に変わりはありませんでした。
（しかしよく考えたら泉涌寺では先に伽藍料金の500円を支払っていますね。普段は霊明殿だけは入れない特別拝観だとプラス500円との事。西本願寺では無料で拝観できる事を考えると…でもやっぱり割高感がありますよね）
西本願寺では御朱印は頂けないけれども、この時にも寄っていますね
ロードバイクで西国巡り、第16, 17, 18, 19番札所、他 R05 (2023) .02.23
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�茵‖臺鷁源�の本堂
�蕁）榮夏眇悄∨楝困亮甓倏〕荳疏�は秘仏
�茵，�かめ像とおかめ塚
�蕁［酳�殿
大報恩寺は京都のお寺に多く見られる様に街中にあるので、京都に住んだ事がありその後も良く訪れていたにも関わらず知らない場所でした。境内は広くはないのですが、そこに堂々たる本堂があります。他にも細々としたお堂があるのですが、その時には謂れを知らなかったので不審に思われたのがおかめ像とおかめ塚でした。本堂においても内陣に妙な女性像が幾つか置かれてあるし、本尊の釈迦如来坐像は秘仏なのでどうかとも思われたのですが、堂内には常設と思われるおかめ像の展示会がなされていて、そこに簡単な謂れが説明されていました。しかしそこには明確に書かれてはいなかったのですが、大工の棟梁である夫の沽券に関わると、妻であるおかめは自害されていたのですね。流石に何もそこまでとは思ったのですが、おかめ信仰に繋がったのは尤もだと思われました。
因みにWikipediaによると、「この本堂は応仁・文明の乱にも焼けることはなかった創建当時のもので、洛中最古の現存建造物で国宝となっている（『京都市内』最古の建造物は醍醐寺五重塔）」との事で、大報恩寺は千本釈迦堂とも通称されています。また本堂の柱には応仁の乱の際に出来たとされる刀と槍の傷跡が未だに残っています。そして圧巻だったのが霊宝殿に展示されていた重要文化財の数々で、中でも快慶一門によって制作された木造十大弟子立像の10躯と、肥後別当定慶作の木造六観音像の6躯は筆舌に尽くし難い程に素晴らしいものでした。コンプリートされているってほんと重要ですよ。
�茵＼�涌寺の大門
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泉涌寺は大門を潜って、先ずは楊貴妃観音堂、心照殿、経蔵といった様に順を追って拝観したのですが、やはり目に付くのは仏殿と舎利殿だと思います。しかし仏殿の中は拝観できるのですが、伝運慶作とされる本尊の3体の如来像については、へ？といった印象で、舎利殿の中は拝観できず、本坊の無料区画を訪れて見れば美術展が行なわれており、これもそうですかといった印象…。正直、これだけで拝観を済ませていたら殆ど感銘を受けていなかったと思います。しかし実は一番気になっていた建物が霊明殿で、この時には以下の特別公開が行なわれていたので迷わず拝観させて頂きました。
令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開
・泉涌寺 本坊・霊明殿
【対象】霊明殿（明治天皇ご再建の皇室の尊牌殿）、御座所、海会堂、庭園
【期間】2023年11月6日（月）〜19日（日）
御座所や庭園も良かったのですが、霊明殿が余りにも凄過ぎました。 Wikipediaには、
「泉涌寺（せんにゅうじ）は、（中略）皇室の菩提寺（皇室香華院）として御寺（みてら）と呼ばれている」
「御座所 - （中略）玉座の間は、天皇・皇后が来寺した際に休息所として使用する部屋で、平成期（1989年 - 2019年）に入ってからは、即位報告（1990年）、平安建都1200年記念（1994年）、在位10年の報告（1999年）、譲位の報告（2019年）などの際に平成の天皇が泉涌寺を訪れ、この部屋を使用している。今上天皇の即位の報告（2019年）の際にも用いられた」
「霊明殿 - 天智天皇から昭和天皇に至る歴代天皇皇后（長慶天皇と後亀山天皇は除き、北朝の天皇を含め、後醍醐天皇以前は多数の脱落がある）の尊牌（位牌）を安置する。1882年（明治15年）に焼失し、現在の霊明殿は、1884年（明治17年）に明治天皇の勅命により再建された。入母屋造り桧皮葺きで、外観は宸殿風の建物である。 1871年（明治4年）に般舟院など京都府内の諸寺院にあった尊牌がここに集められている」
とある通り、本当に一般人がここに入っても良いのかと思われる様な所で、天皇に対する畏敬の念を強くした次第です。凛とした思いで霊明殿を後にして、これも気になっていた「歴代天皇らの25陵、5灰塚、9墓が営まれている（Wikipedia）」月輪陵にも赴くと、寺社巡りの行き着く先に思いを馳せていたのでした。
�茵＼硝楷蟷�の唐門
�蕁］嫁郡屬慮軸�
�茵仝羆篤欧醗ぬ鐶貌欧療蕨�下。左手には喚鐘廊下
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令和5年度 第59回 京都非公開文化財特別公開
・西本願寺 書院・飛雲閣
【対象】浪之間（重文）、太鼓之間（重文）、飛雲閣（国宝）及び滴翠園（国名勝）
【期間】2023年11月12日（日）〜21日（火）
期待していた特別公開された書院でしたが、公開されていたのは本の玄関口までで、これに1000円。飛雲閣も100mばかりの敷地内を歩けただけで、これも1000円。確かにこれだけでも非常に価値のある物が見られたとの思いはあったのですが、泉涌寺の本坊と霊明殿に1000円の相場を考えると、幾ら何でも高過ぎますね。書院の全貌はいつか必ず拝観したいです。この日も日没勤行が終わるまで居続けていたのですが、浄土真宗への信仰としては今一つである事に変わりはありませんでした。
（しかしよく考えたら泉涌寺では先に伽藍料金の500円を支払っていますね。普段は霊明殿だけは入れない特別拝観だとプラス500円との事。西本願寺では無料で拝観できる事を考えると…でもやっぱり割高感がありますよね）
西本願寺では御朱印は頂けないけれども、この時にも寄っていますね
ロードバイクで西国巡り、第16, 17, 18, 19番札所、他 R05 (2023) .02.23
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