インフルエンザワクチンと3歳児の給食費で9000円持っていかれるの忘れてた。
・ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!
おまかなストーリーは従来作、テーマはX-menシリーズなどが既に描いていることで新鮮味はさほど感じられずセス・ローゲンの味を期待した身には拍子抜けだったが、クレイアニメと手書きの紙芝居を合わせたような独特の画風がスパイダーバースの如くグリグリ動く様、マニアックなギャグや小ネタの嵐に見える深いオタク的愛情、いかにもティーンエイジャーで良くも悪くもクソガキ4兄弟やエイプリルだけでなく敵たちまでとても愛らしく描かれたキャラの魅力と純粋にエンタメ映画としてめちゃくちゃ質が高くて面白い。終盤の「青いバトンリレー」は思わず感極まって泣いてしまった。
吹き替えも違和感なく大満足なのだが、超豪華キャラ揃いの字幕版も見てみたかったなあ。
・ニンジャバットマン
言わば一流クオリティの二次創作。洋アニメと思ってたらバリバリ日本アニメだった。
85分という短さも、次々登場するサイドキックとヴィランたちの華やかさ、ガチで全体の7割くらいを占めるアクション(半分から後ろはほぼ全てアクションと言っていい)で不足は感じられず。おそらく特撮を強く意識した演出もファンには堪らない。
お馴染みのキャラたちをエキゾチックに落とし込んだデザインはどれもフィギュアが欲しくなるカッコ良さで、特にハーレイはじめ女性キャラがめっちゃ可愛い!
深みも影も重厚さもない単純なストーリーやバットマンと互角に戦うジョーカーといったファンから賛否両論になりそうな要素、詰め込みすぎでそれぞれ個性がギリ出てるか出てないかのペンギンらサイドヴィランたちといった物足りない部分もあるが、外連味しかないイカれた展開を最高の作画で最高にトバしてくれる快作。とりあえず気楽にエンタメが観たい人、細かいことは気にならないライトなファンには楽しめる。
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