日進月歩の医療の進歩、医者でもないボクがキャッチアップすることなど到底ムリなんですが、病気に罹患して治療してもらう際にある程度知識があると役に立つに違いありません。だから一応アンテナを張っていて、興味深いモノは押さえておこうかと。ウワベだけですけど
で、脳ミソが最近反応したのが「エクソソームMSC再生療法」。これは、MSC (Mesenchymal Stem Cell、間葉系幹細胞)のエクソソーム(後述)を利用する治療法で、培養した患者本人のMSCを注射や点滴で投与するんですと。
暫く前から話題になっているIPS細胞を使う再生医療に匹敵するのでは?と。
え、まずIPS細胞とはどんなものか説明せいって?
身体のあらゆる部位、目も心臓も骨も髪も爪も皮膚も、それぞれ形態も機能も異なりますが、全て細胞の集合体です。
そんな細胞は古くなると死んで、新しく生まれる細胞に置き換わりますが、正しくその部位にその機能を持った状態に再生されます。爪に髪か生えたりしないでしょ?
ということはそれぞれ違う種類の細胞?オイオイ一体何種類あんねん!億どころやないやろ、兆か京か!?
いやいや、それが一種類で全てまかなってくれる細胞があるのですよ。幹細胞と言って、身体のあらゆる部位に分化してそれぞれの生体組織に成長するんです。その代表がIPS細胞なんです。
これ、病気の外科的治療に最適なんです。具合の悪い体組織がどこであっても、IPS細胞が正しい形態/機能に変化して修復してくれるワケです。万能です。
作成した京都大学の山中伸弥博士が2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞したのもむべなるかな、ですね。
ところがIPS細胞はガン化する可能性があるんです。ガン化は細胞の宿命、避けられません。困ったものです。
そこで細胞ではなくエクソソームを使った再生療法が注目されているんです。
エクソソームは細胞から分泌される直径0.0001mmほどの粒子で、その細胞の遺伝情報を内部に持っています。新しく作られる細胞は、身体のその部位の情報を(エクソソームを通じて)伝達されて正しい組織になる、ということです。
どこかのクリニックが作った宣伝用のYOUTUBEが比較的わかりやすい!映像はいささか気持ち悪いのですけど。
https://youtu.be/rHIwB6R8Lkc
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