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2023年11月06日22:42

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石切剣箭神社　R05 (2023) .11.06

本日はケアマネの更新研修の参集初日でしたが、前回（5年前の専門研修過程Ⅰ）の鬼の様な研修時間に比べると、何と平和な事でしょうか。10時から13時までなんて物足りない位ですよ。しかしその中途半端な時間で3月末まで、計7日間も折角の休みが無駄にされてしまうし、前回よりも拘束時間が減った分、自宅学習が増える訳です。ケアマネとしての新たな自覚が促されるのは良い事なのでしょうけど、正直、やっぱりめんどくせー。

それでも13時に終わるのであれば、後の時間はまだ有効に使える訳ですよ。そう考えると、普段は全く利用する事のない公共交通機関を使って、これは面白い事になるのかも。

㊧　石切剣箭神社の絵馬殿
㊨　三之鳥居と拝殿。そして二つの百度石との間を廻ってお百度参り

㊧　水神社
㊨　遥拝所、神武社、五社明神社

㊧　御神木の楠と拝殿
㊨　お百度紐

石切神社も恐らくはかなり前に2度訪れているとは思うのですが、1度目は子供の頃に、父方の祖父母も連れ立って参拝していて、私は子供心に祖父母が達者である事を願って、只一人、大勢の人々に混じってお百度参りしたのを覚えています。却って待たせてしまったのではないかと気を揉んでいた事も覚えていて、我ながら健気なものですね。2度目はW650に乗って暗峠を抜けて大阪側を探索した時に、石切神社と共に上之社も訪れています。そしてその時にも感じた事なのですが、生駒山周辺の主要な寺社には独特の雰囲気がありますね。石切神社では特に石切参道商店街に顕著に見られるのですが、私見を述べれば、「猥雑っぽい生駒山宝山寺とけったいな信貴山朝護孫子寺と怪し気な石切剣箭神社」という気がします。しかしこれは単に否定的に捉えているのではなくて、寧ろ親しみ易さの裏返しの表現と捉えて頂けると有り難いです。

本日は昼頃からずっと雨で、初めて近鉄けいはんな線の新石切駅で下りると石切神社へと向かいました。それで勝手が違ったのか、もっと山手の方にある印象だったのに余りにも平地で戸惑いました。境内では2人の方が傘を差してお百度参りされており、これぞ石切神社の光景といった感じで、境内は決して広くはないのですが、必要充分にして綺麗に纏まっており好印象です。そしてこの日、前日の磐船神社に続いて訪れる気になったのは、正にここの主祭神が饒速日命（と共にその御子である可美真手命）であるからに他なりませんね。饒速日命を祀る神社としては、他に近畿地方だけでも天照玉命神社、藤白神社、廣瀬大社、矢田坐久志玉比古神社、飛行神社、井関三神社があるのですが、後はもう良いかな。まあこの中では廣瀬大社が官幣大社の二十二社なので気になってはいますけどね。

㊧　石切劔箭神社上之社の一之鳥居
㊨　上之社の百度石。奥に見える御神輿台との間を廻る

㊧　拝殿
㊨　本殿

その後は近鉄奈良線の石切駅から帰る事にして、石切参道商店街の坂道を登って行きました。以前に訪れた時の印象に比べると随分とまともになった様にも思われたのですが、このうらぶれた様な怪し気な昭和の雰囲気はいつまでも残して欲しいものです。折角なので上之社にも立ち寄りましたが、石切剣箭神社上之社址と刻まれた石碑やガラス張りの本殿や石切の御滝といった見所があり、山手の静けさが心地好いです。しかしそうした中にあって如何にも怪し気な雰囲気を漂わせている石切夢観音堂と石切登美霊社は、廃墟への道へとまっしぐらの様ですね。石切劔箭神社のこうした全体像を評して、誤解される恐れがあったので使わずに居たのですが、キッチュという言葉が一番相応しい様にも思えます。

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