https://youtu.be/04Rxhlumvds?si=zeGTRL5--MFO36u0
【ウェイブライダーに完全変形する傑作玩具】デラックス Zガンダム ヲタファのレビュー / 85' DX Z GUNDAM
自分は、Zガンダムの変形に関する機構の試行錯誤は、プラモデル側が主導だと思っていた。
でも、この動画でDXZガンダムの変形機構を見たら、その考えが吹っ飛んだ。
なんだ、Ζガンダムの変形に関するほどよさは、既にここで完成していたんじゃないかって。
MGΖガンダムの開発は、当時の1/100を越えるものを作らなければ意味がない、という志を以て行われていたそうだが、目指すべきは当時の1/100ではなく、DXZガンダムの機構をいかに模型に落とし込むか、いかにプロポーションを向上させていくか、というところだったのでは、むしろなんで当時1/100にこの機構を取り入れなかったんだよって部分すらあるぞ、とまで思った。
Ζガンダムの変形モデルのうらみ要素は
脚部が股関節に対してではなく後ろに設置されているので股関節ほとんど動かない(1/100、可変戦士、RG)
サイドアーマーやフライングアーマーがWR形態で固定されない(MG1.0など)
膝の逆関節曲げがタイト過ぎてやりにくい上、太ももに載るまでにできない(MG2.0)
等が挙げられるけど、DXZガンダムはこの問題を全部クリアしてしまっていたのだ。
股関節の広げ方は鉤型になった股関節パーツを広げる方式で、少なくとも1/100のように足の動きに悪影響を及ぼす風ではなく、サイドアーマーはそれ自体の軸で固定され、フライングアーマーとシールドにもちゃんとジョイントがある。
膝関節は、白いアーマーを前に逃がすことで深い鉤型に曲げられる上、脛とのロック機構の役割も果たしている。
DXZガンダムの胸は左右のインテーク部分とコクピットハッチ部分で分かれて上に展開するのだが、ウェイブライダー形態ではこの左右を下がらせることで形状的な違和感を減らしている、などなど。
強度については、昔、「タカトクのVF-1よりわずかに劣る程度」と教えてもらったこともあるので、それでここまでの変形ができるのなら本当に大したものだ。
MS形態、WR形態ともお世辞にもプロポーションはいいとは言えないのだが、当時の1/100などよりはよほど安定した変形が可能とくれば(実際自分も当時1/100を購入はしたのだが、股関節の機構があまりに脆弱で、1回変形させるごとに外れるし、当時は補強するとか作り直すって発想自体がなかったのでそこで投げた)、案外これと1/100をニコイチすれば高水準の可変Zガンダムにできたのではないかとすら思う。ウェイブライダー形態も、1/100よりよよっぽど薄く飛行機っぽく見えるし。
もちろんそういう機構をプラモデルで採用しなかったことは相応の「理由」があるのだろうと思いはするのだが、案外リアル思考やらその後のマスターグレードの呪い(?)みたいなものにかかって、それがDXΖの機構に目を向けることを鈍らせたのではないかなとも思う。
 
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