大ヒットホラー映画「呪怨」の清水崇監督最新作。
率直な感想。
マキタスポーツ演じる探偵は見ていて面白いのですが、ストーリーを進行させるための狂言回しに過ぎず、不要だと思う。
早見あかり(元モモクロ)が演じるマネージャーを主役にして、「怪奇現象の発端となった女子高生が、なぜ呪いの儀式を行おうとしたのか?」をストーリーの軸にしていたら、また違っていたと思います。
そうでないと、ラストのマネージャーの行動が分かりづらい。
元ネタになったのは、作中でも出てきた都市伝説で有名な「かぐや姫のライブを録音したカセットテープに、謎の声が入っていた」という話。
その手の話は、岩崎宏美の「万華鏡」やレベッカの「ムーン」などなどあって、怖い話が好きな狸としては面白かったです。
「レコードを聴いていて謎の声が入っていた」というのは、一番古いのは、内田百間の短編小説「サラサーテの盤」だったと思う。
面白かったw
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