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2023年09月04日05:03

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政治家と企業の癒着


佐川急便事件では、渡邉と政治家との関係について、元佐川急便役員は、詳細に証言しています。小針調書とは若干の齟齬はあるものの、大筋はこうでした。元役員によると、渡邉が政治家とのパイプを持ったのは小針の仲介で、小針が最初に紹介したのは元外相の安倍晋太郎でした。

安倍の死去後は、三塚博と親しくなり、三塚のパーティー券を購入するなど付き合いを深めていきました。また三塚個人だけではなく、三塚に頼まれて安倍派議員のパーティー券も購入したといいます。

この元役員は「最初、小針さんが資金繰りに、困っていたので東京佐川で面倒を見たのがきっかけ。 三塚さんは、安倍さんが亡くなった後、派閥を引き継ごうとして派閥議員のパーティー券を買ってくれと頼んできた。一回につき一千万円から二千万円ぐらい買ったと思う。総額で十億円ぐらいは使ったのでは。この結果、三塚派ができた」と証言しました。

また、この元役員によると、渡邉と元首相・竹下登の縁ができたのは、安倍派に属していた元衆院議員の故中尾宏の紹介。竹下と縁戚関係にあった小針が保証した形で付き合いが始まり、中尾の仲介で、竹下からもパーティー券を購入したという。この中尾はその後、落選し、雑誌を発行していましたが、その資金も渡邉が援助したといいます。

また、元参院議員、アントニオ猪木との関係についても、こう説明しました。「猪木の主宰した新日本プロレスは最初、テレビ朝日が応援していたが、手を引いたため、佐川会長を通して東京佐川に再建依頼が来た。興行についても、一回三千万円分の切符を買ってやって、それをあちこちに配った。沖縄のアントン牧場では十数億、そのほか、離婚のときの慰謝料や参院選挙の費用・・・・・など、公私の区別なく、全部の面倒を見た。すべて経理上は貸付金として処理をした」

渡邉と政治家との付き合いについて、特別背任罪に問われた平和堂グループの代表の松沢泰生は朝日新聞の取材に次のように答えています。松沢は渡邉の社外秘書とも呼ばれ、渡邉の政界工作資金を捻出する財布ともいわれていた人物です。

「渡辺前社長のところに金をもらいに来ていた政治家は130人ぐらいいる。大口の政治家には一人数十億円、献金総額は数百億円にのぼるのではないか」

「渡辺前社長が渡した額は、最低一回五千万円から一億円。(政界汚職に発展した) リクルートのことがあるから、直接本人に渡した。秘書にも渡さない、政治家は東京佐川の会社まで受け取りに来ていた。 渡辺前社長は、行動記録を含め政界関係の資料は全部捨てたはずだ」

「有力議員のために他派閥の議員を集めて囲む会のようなものを主催していた。20人ぐらい決まったメンバーがいた。お土産で出席者に金を渡していた。場所は料亭だ。同席したことはないが、渡辺前社長が行く日は知っていた」

「私の目の前で、電話一本で大臣を決めたことがある。自民党のボスに頼んだ。渡辺前社長はこれまでに何人か大臣を決めている」(いずれも1992年2月15日付朝刊)

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

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