バッファ：仮面ライダーギーツ48話まで感想

道長「仮面ライダーは全員ぶっ潰す！」

いよいよ次で仮面ライダーギーツが最終回を迎えるんで、俺の推しライダーである牛マンを描きつつ感想を。

もうすぐ終わっちゃうと思うと惜しいなぁ。
ＯＰ映像はイメージだと思ってたから意味深なシーンはラストの伏線だったのは意外だったな。


最終話目前で時間を戻す敵が出てきちゃって変身解除されて大ピンチだが、最後どう終わるかな。
なかなか楽しめたけど俺が最も惜しいと思う点は最後に書く。


◆『ゲスメガネ』


死ぬと思いきや生き残って味方側になるのはかなり意外だったｗ
人間の頃より、人外になった後の方が人として真っ当な人格になるってなんとも言えん皮肉感ｗ
他人の知識と記憶を得る事でいろんな感情などを知った故だから説得力はあるし、人間としては死んだ事で禊を済ませた感もある。


これは種族とかカテゴリーはその本質を決めるものじゃないって事を表してるのかもしれんが、それだと過去の牛マン親友ジャマトがなんとも言えない感じになるんだよな。


ただの化け物だろ？あいつはもういないって切り捨てたし、言い分も分かるけどもちょっと引っかかってたんだよな。
ジャマトが記憶使って擬態してるだけならそれでいいけども実際わからんしな。
ボディが違うだけでほぼ親友と一緒だった可能性も感じたし。
これについては似た設定の過去作のカブトのワームで描いてんだよな。



◆『ベロバ』


葬ろうとした推しのバッファへの最期のセリフの圧倒的ヤンデレ感ｗ
未来人は感情をあまり理解出来てなかったりするようだし、ゲスゲームになりがちだろうＤＧＰを見てきた影響が強くて悪い方に歪んでしまったのかもなぁ。
真っ当な人間も含めた多くの記憶や知識を得たおかげでゲスメガネが善落ちした例があるくらいだし。



◆『バッファ（道長）』



まずデザインが良い。
片腕デカいクローにチェーンソーブレードという俺好みの武装構成で素晴らしい！
あと足でチェーンソーのエンジンかけるのや、場合によってはゾンビの特性活かして自傷ダメージでチェーンソーチャージするとこも覚悟決まっててすこ。

さらにキャラクター性が良い。

「ゾンビってのはな…死にかけてからが本番なんだよ！」

の発言通り死ぬほどの酷い目に何度もあってるが、ゾンビレイズバックルの特性を活かして信念はブレず戦い続けるのが熱い。


決して弱い訳じゃなくむしろトップクラスに強い実力者。
劇中の戦闘描写見ても一見力任せに見えてよく考えて戦ってるし、いろんなバックルの特性を理解し使いこなしてて戦い方が上手い。


酷い目にあってるのはスーツなどの性能が格上の相手と戦う事が多いし引かない故なんだよな。
プレイヤーなのに運営に挑むとか主人公側みたいな事し始めるし。
相手が格上であろうと戦う必要があるなら挑み続ける、死んでも倒すって言葉通りの生き様ほんと強い。

ライダーは本人と相性いい物が選ばれるらしいが、道長にバッファとゾンビが来てるのも納得する。



見た目もポジションも完全にライバル枠。
叶えたい願いは「全てのライダーをぶっ潰す力」、「勝つ為には手段を選ばない、それが俺のやり方だ」って発言からもダーティーな感じするし、一見もろな悪役に見える。

だが劇中見てるとむしろ最初の方から結構逆に見える事が多かった。


詐欺師のライダーが弱いタヌキから強い牛マンと組み変えようと不正する。
さらにタヌキのブーストバックルを盗んで脱落させようとして負けそうになったとき、弱いタヌキの側についた。

爺さんライダーが初参戦で手間取って変身出来ないまま襲われる寸前で、バックル奪うって体で敵を倒して助けてたし。

味方側のゲスメガネが女たちを騙して退場させようとしたが、提案を無視してメガネを倒したり。



手段を選ばないと言いつついつも真っ向勝負、ゲスな奴は倒しててスタイルが一貫しててブレない。


願いのライダーをぶっ潰す力ってのも、親友がゲスライダーたちに殺されたから復讐のために参加してきてるって後で分かるし、そもそもの参加理由がただの悪役じゃないんだよな。
むしろへたなほとんどの奴より正義側っぽくすらある。


最終的にライダーを倒すだけじゃなくＤＧＰ自体も止めないとダメだと気づいて運営と戦い出すのも良く、後半で同じ意思の主人公と同時変身してライバル共闘したの王道で燃えたわぁ。

相棒枠だったタヌキが闇堕ち、偽善っぽくなったのと合わせ、こっちが相棒枠になって余計牛マンの正義のような信念を感じられる。



◆『ジャマトフォーム』


これもデザインと戦い方良かった。
ベルトも壊れ死にかけて、尚も戦おうとして敵のジャマトのバックル使って苦しみながら変身するとこも熱い。


侵食されてジャマトになりかけても一切ブレないとこもらしい。
ギーツ作中において本来の仮面ライダーに最も近い存在だったんじゃないかと思う。

バッファに最も似合うだろうジャマトとゾンビの組み合わせを一回しか使わなかったの勿体ないなと。




◆『最も惜しいと思う点は、バッファの最終フォーム』

ギーツナイン、タイクーンブジンソード、ナーゴファンタジーと来て、最後にバッファの最終フォーム来るかと思いきや来ないのかよ！

そういやライダーだと主役が4人とかになると不遇にフォームもらえない奴出てくるんだったなと。
ボコボコになりがちだったり不遇だがここでも不遇なのかと。
三人が結構見た目変わるかっこいい強化フォームだったんで期待してただけに結構ガッカリしてる。


ただ、アレンジ中間フォームだと思ってたジャマ神形態がバッファの最終フォームだったのかもなと。
装甲を左右対称に盛ったフィーバーみたいなフォームで見た目大して変わってないから、他みたいに大きく変化してかっこよくなる最終フォームと同列に感じないけども。
性能的には対ライダーだと無敵なんで最強フォームともいえるし、一人でライダーを次々に倒しまくっていく無双ぶりも凄まじかったから活躍も充分ではある。


ジャマトフォームはバックルの一つでしか無いけど、バッファしか使えないから実質固有フォームともいえるし中間フォームといえるしな。

こう考えると最も早く最終フォームになったのはバッファだったといえるか。
誰よりも力を追い求めた男故に当然とも言えるが。
最終フォームならもっとそれらしい見た目の変化欲しかったなぁ。

俺的には、ジャマトとゾンビバックルの上下の組み合わせじゃなく、混じったような上位フォーム欲しかったな。
ここだけはほんと物足りない、惜しいなと。