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5月から秋田勤務になったが、7月7日金曜日は秋田着任後初めての県外出張として仙台出張になった。
出張自体は仙台で午後からの会議に出席する日帰り出張だったが、せっかく仙台まで行くんだからそのまま自腹で仙台に泊まることにした。
秋田912
↓秋田新幹線「こまち16号」東京行
仙台1129…泊
会議が終わって解散となり、自腹で予約していた仙台の歓楽街・国分町の宿にチェックインしたが、自分は初めての地方勤務として1991年4月から4年間仙台勤務しており、仙台に泊まるのはそれ以来28年ぶりである。
さすがに28年も経ってしまったこともあり仙台勤務時代に飲みに行っていた国分町の居酒屋はなくなっていたが、当時来客があって仙台名物の牛タンが食べたいと言われたときに連れて行った仙台名物・牛タン焼発祥の店は当時と変わらず営業していたので、その「味の太助」本店で夕飯を食べることに決めた。
30年近く経って値段もすいぶん高くなっており、「牛たん焼(1600円)」と「テールスープ(700円)」と「麦めし(200円)」を単品で注文しても値段は変わらないのだが(写真2)、ここでケチってもしょうがないので「牛たん焼、テールスープ、麦めし」がセットになっている「定食(2500円)」を注文(写真3)。
平成以降流行りの薄切りにして食べやすい牛たんではなく、昔ながらの牛の舌の形そのままの牛たんに切れ目を入れて炭火で焼いたものが3枚盛られている。
早速いただく。
仙台勤務時代と変わらない、シンプルな塩味の牛たんは噛み応えがあり、脂身もあって旨い。
牛テールとネギだけのテールスープもいただく。
良く煮込まれておりテールスープもおいしい。
仙台では「牛たん焼は麦めしで食べる」というのが定番だが、そのスタイルを築き上げたのが「味の太助」のこのスタイルである。
牛たん焼は3枚盛られているが、2枚目からは七味唐辛子を振り掛けていただく。
自分は激辛好きでもありたっぷり振り掛けた。
仙台勤務時代もこうして食べてきた。
七味で辛くすると一層旨い。
付け合わせも当時と変わらず野沢菜漬で、脂でこってりした牛たんの箸休めとしてさっぱりしておりちょうどいい。
そして、仙台味噌を大葉で巻いて揚げたものが1つ、これも当時と変わらない組み合わせである。
2500円もするからじっくり味わいながら食べ進むも、牛たん焼が残り1枚になった。
それも残り1口まで食べ進んだ。
そして完食。
牛たん焼発祥の店として有名な店でもあり、値段が高いのはしょうがないが、奮発して28年ぶりに食べたら値段以外は当時と何ら変わらず、めちゃめちゃ懐かしかったのである。
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