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5月から秋田勤務になったが、自宅の近くに気になる焼鳥店がある。
プレハブ小屋で営業しており、自宅周辺は都市ガス供給エリアなのにプロパンガスのボンベが置かれており、ショッピングセンターやスーパーマーケットの駐車場などでキッチンカーで営業する焼鳥店は全国どこでも見かけるが、ちゃんとしたお店ではないがキッチンカーのような移動販売でもなく、こんな簡素なプレハブ小屋の焼鳥店は初めて見た。
自宅から歩いて5分ほどのところに時間制限なしで飲み放題・カラオケ歌い放題で3000円という店があり、飲み放題で3000円と安いのにウイスキーはバランタインを飲ませてくれ、自宅から近くて便利なのでほぼ週1回ペースで通っている(写真2)。
ただ、看板には「プチ・パブスナック」と書いてあるが高齢のママさん1人でやっている実質的にはスナックで、お通しとして枝豆と小鉢1つ、少量のスナック菓子は出てくるが、それ以外に基本的に食べ物はない(写真3)。
あるときママさんに「あそこのプレハブの焼鳥屋で買ってきて持ち込んでもいいですか?」と尋ねたら食べ物は何を持ち込んでも構わないとのことだった。
梅雨真っただ中で蒸し暑かった7月3日月曜日、会社との往復は片道3.8kmの道のりを50分ほど掛けて歩いて通勤したが、仕事を終えてのんびり歩いて帰ってきたが、蒸し暑くて汗だくになり、汗が引くまでしばらく自宅で休んでから、とりあえず夕飯を食べに出ようと20時過ぎに自宅を出た。
すると、ずっと気になっていたプレハブ小屋の焼鳥店「鳥一番チェーン」がまだ営業しているではないか。
それならここで焼鳥を買っていつものプチ・パブスナックに持ち込み、一杯引っ掛けながら焼鳥をつまみにすることにしようと思う。
焼鳥「鳥一番」にはおばちゃん1人がいたが、「もうすぐ営業終了なのであまり残ってないけどないものは焼きますよ」とのこと。
聞けば「鳥一番チェーン」と書いてある通り昔は秋田県内に2〜30店舗ほどあったそうだが、現在はチェーンは解消し個人経営になっており残っているのはここ東通店と広面店の2ヵ所だけになったらしい。
営業終了間際で残っているモノではなく新たに焼いてもらうのも申し訳ないので、陳列棚に並べられていた中から1本ずつ4種類買い、プチ・パブスナック「アンバーハウス」に持ち込んだ。
最初はお店のお通しとして出された枝豆と冷奴、スパゲティサラダ、とんがりコーンをつまみながらウイスキーをロックでちびちび。
カラオケも何曲か歌った頃にとんがりコーン以外のお通しを食べ切ったところで「鳥一番」で買ってきた焼鳥をつまみにする。
まずこれは「手羽塩いかだ焼(170円)」である。
売れ残りを買ってきて、それから1時間以上経っているから完全に冷めてしまってはいるが、これまでお通し以外につまむモノがなかった「アンバーハウス」で手羽先焼が食べられるのはありがたい。
「手羽塩いかだ焼」の下にはあと3本ある。
次に「豚バラ串(150円)」をいただく。
適度に脂身のある豚串は旨い。
そしてこれは「カシラ串(150円)」。
冷めて固くなってはいたが、そこそこおいしい。
そして最後は「ヒナ皮串(130円)」。
全部タレではなく塩を買ってきたが、冷めてはいたが香ばしくて旨い。
これで「鳥一番」で買ってきた串焼き4本は完食。
あとは最後に残しておいたとんがりコーンでもう1杯飲んで帰ろうかと思ったところで殻付落花生が出てきた。
自分は初めてだったが、ママさんによると日によっては殻付落花生も出す日もあるんだそうで、これまでたまたま当たらなかっただけだそうだ。
そんなわけで、落花生が出てきちゃったからもうしばらく飲むことにして、落花生も完食するまで飲み、結局この日は3時間ほど滞在しカラオケも5〜6曲歌っててだいぶ飲んだが、プチ・パブスナック「アンバーハウス」が3000円、「鳥一番」で買ってきた焼鳥類が4本で600円、合計3600円で済んでしまった。
1軒目に焼鳥屋で飲み食いしてから2軒目に「アンバーハウス」に来るより安上がりだし、何と言っても酔っ払っても歩いて5分で帰れめちゃめちゃ便利で、このパターンは非常に好都合である。
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