1)「国際的な大きな渦」と「バルカ共和国」
ポイントのひとつは、CIAの友人・サムの自室にルパン三世の登場人物5人のフィギュアがあり、天井には「ルパン三世」のポスターが貼られていること。そのコピーは「この男、超人かーヒーローか」。つまり主役の堺雅人(乃木憂助)は、超人的なヒーローであるのだろう。
彼のテレビは『カリオストロの城』を映している。カリオストロ公国の皇室が、国際的な偽札づくりの拠点であったという話。
VIVANTでは、中央アジアの「バルカ共和国」が、警視庁公安・野崎守(阿部寛)の言う「国際的な大きな渦」、暗黒組織および大きな秋時の温床・拠点になっているのだろう。
そのCIAは今、バルカ共和国を追っている。
日本の警視庁の外事も動いている。これは銭形とインターポールとの関係と同じ。ある意味、外事4課の野崎は、銭形警部なのだろう。
2−1)「VIVANT」とは?
乃木は、ご送金の犯人にまでたどり着くが、そいつは乃木の目の前で爆死。それは乃木を確実に殺すことと、自分の家族の命の引き換え。
それほど乃木は、彼の組織にとって脅威であること。乃木さえいなければ、その組織は好きなことができる。VIVANTは、彼らの邪魔をする。それほどVIVANTは大きな力、能力を持っている。
2−2)乃木の別人格。
乃木の中には別人格があり、それは商社マンとしての現実な乃木とは独立している。別人格は度々登場し、乃木にいつも決定的な助け舟を出す。
1=砂漠で気を失う寸前、「スマホのライトをつけておけ」と言う。これがよる、モンゴルの遊牧民にみつかり、九死に一生を得る。
2=警察隊が乃木たちがいるところに向かっている時、その事実を告げ、脱出を促す。
多分乃木の別人格が「VIVANT」であり、ありえない能力を持っている。全知に近い高い知性。もしかしたら不死かもしれない。「VIVANT」は”生きている”、という意味で、死んだ(殺した)と思っても、いつも生きていて、蘇ってくるから、そういわれ恐れられている。
3)少女の存在
乃木を助けた遊牧民の少女ジャミーンが、重要人物であること。
遊牧民組織(役所広司、二宮)はいつも命懸けで彼女を守る護衛をつけている。
彼女は両親がいない孤児。
もしかしたら何か特別な能力がある。それは彼らに古くから伝わるもので、彼女はその伝承者か。
彼女の能力とVIVANTが中心になって、巨悪と戦うのか。
4)乃木本体が持っている独自のネットワーク
現実の乃木は、CIAと繋がっていて、直接電話して、日本の警察が長い時間かけて手に入れる情報を一瞬で知る。
5)誤送金の事実
乃木はその実行犯とされてしまうが、彼はその操作(書類の書き換え)をおこなっていない。車内に、巨悪と通じている者が、多分複数いる。丸菱商事専務(小日向)か。
6)乃木の両親
何かに追われ、殺されてしまう。
7)GFL社ーアマン建設会社ー(バルカ共和国)ー国際的テロ組織
8)乃木憂助の名前。これは乃木希典や三島由紀夫『憂国』を思わせる。
9)サムと乃木は、どうやって親友となったか。2人の絶対的な結びつきを生んだ出来事は何か?
10)ジャミーンの母親が亡くなった「事故」とは何か?
11)乃木・本体の特技(細かな軽量を、計量器なしで正確に行えること)は、何か意味があるのか?
日曜劇場「VIVANT」初回でタイトル回収 ドラマの全貌明らかに
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=7490942
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