この前書いた近所の酒屋に
予約しておいた限定酒が
昨日は入荷。
それは「開夏(かいか)」
という初めて飲む銘柄。
このネーミングが
セカンドキャンサー
1周年の身としては
おめでたく感じたので、
告知パンフレットを見て
先月に速攻で申し込み。
さてこのお酒は
「初呑み切り」という種類だそうで
飲ん兵衛としては入荷を
指折り数えて待つ日々だった。
(苦笑)
お酒のあてはここ数日猛烈に暑いので
色んな作り置きを豆皿に並べて、
間に合わせ料理の1周年祭り。
ところでこの前ライターの
古賀史健さんがnoteに
長く使ったご自身のプリンターに対して
↓
”壊れたプリンターを撫でさすりながら
「お互いよくがんばってきたよなあ」
と感慨にふけっていればいいのである。
プリンターもがんばったし、
おれもがんばった。”
と綴っていらしたが
この感じは色んなモノに対して
言えるのではないかな。
長く生きていると、
ずっと傍らにいてくれた
お気に入りの道具、家電、家具、
そして自分の体がまるで
「同志」みたいだから。
だから彼岸の世界に行った
親が残していった家具や
彼らが旅先で購入した絵に囲まれ、
そして血管が目立つ
我が手の甲を見ながら、
「だよねぇ。
がんばってきたよねぇ、
私もこの家も」と思うと、
開夏はほんと美味しく感じた。
そうしていたらタイミングよく
同世代の仲間から
「我が家は今『ひこうき雲』
という日本酒で晩酌中」
という画像付きのメッセージが。
(^^)/
彼女もご主人もこの数年の中で
大病をした身なので、
距離は離れているけれど
未踏の山道を行く同志のような
思いが湧き上がり、
店主お勧めの冷酒は
より心と体に沁み渡り、
あと少しになってしまった。
※セカンドキャンサーとは
正確にはunrelated2nd cancerというそうで、
最初に見つかったがんと無関係に
二度目に見つかったがんのこと
※初呑み切りと開夏について
冬から春先に搾ったものを
加熱殺菌後タンクに貯蔵して熟成し、
このタンクから少量づつ酒を抜き出し、
品質や熟成具合をチェックする作業を
「呑み切り」といい、
貯蔵タンクの出口である
「呑み口」を「切る(開ける)」ことから、
この名前になったそう。
【補記】
(1)毎月1日は一言メルマガを7/1に配信。
バックナンバーはないので
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直近号は下記(2)のHPトップで。
今月号は
「気がついたら
『させて頂く』だらけになっているのでは?」
という今の世の中に喝(?)。
まだ未登録の方は
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