是枝裕和監督の最新作。
複雑な時系列と、登場人物の視点によって変化する場面の見え方に、黒澤明監督作品「羅生門」を連想しました。
見ていて、「ああ、このシーンはあのシーンと繋がっていたのか」と思わず唸るところがあって、パズルを組み立てているような感覚が知的で面白い。
坂本龍一による音楽も、シンプルで淡々としたリズムとメロディーが不安感を強調していて、とても印象的です。
遠くから街の夜景を見下ろすシーン、一見平和で綺麗に見える映像が綺麗、そして画面の右下にチラつく赤い点滅に目を奪われました。
いろいろ書きたい事がありますが、ネタバレになるのでやめておきます。
上映時間の約2時間が、あっという間!
個人的な今年見た邦画の暫定ベスト1です。
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