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2023年04月11日09:07

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子宮頸がんは特別な病気ではない

「ヤリマンの病気」と思い込んでいる方々がけっこういますけど、
決して特別な病気じゃありません。
子宮に発がん性HPVが感染すれば、運悪く発症してしまうのです。
HPVは皮ふに普通にいるウイルスで、現在200種類ほど発見されてますが、
そのうち15種類が子宮頸がんの原因ウイルスです。
おちんちんの皮ふが膣に入るのがセックスなので、
一生で1回の「はじめてのセックス」のときに100%感染します。
もちろん15種類の発がん性ウイルスに感染するかどうかは運不運ですが、
「この男性の皮ふには絶対に発がん性HPVはいない」って
調べることは不可能です。
コンドームをしていても、HPV感染を100%防ぐことはできません。
子宮って子を産むための臓器なんでしょ?
セックスするのは人類にとっては当たり前のことなので、
「一生セックスしなければ子宮頸がんにかからない」とか
偉そうにコメントしてる人は、かなり間違っているとしか言いようがないです。

しかも、子宮頸がんは若年層に多い(25から40歳までにピークあり)、
初期に不正出血がないので症状で気づかないうちにリンパ転移までいってしまう、
もし初期に気づいても子宮切除の可能性が高く子供を産めなくなる、
など、「若い女性にはぜったいかかってほしくない病気」なのです。

じゃあどうするか?

1)「がん」になる前に気づく
正常細胞ががん細胞になる前に必ず「異形上皮」の段階を通ります。
異形上皮の段階なら、その細胞のある場所の部分切除で除去できます。
子宮を全部とらなくていいし、日帰り手術も可能なので負担も軽いです。
そのためには何も症状なくても、年1回の子宮がん検診が必須です。

2)発がん性HPVのワクチンを打つ
これまでは16型18型対応のワクチン(この2種は悪性度が高い!)でしたが、
4月から9価のワクチンが定期接種できるようになりました。
これまでのワクチンでは予防効果65から70%ですが、
9価ワクチンはなんと90%の予防効果です!
でもまあ、100%じゃないんで、2〜3年に1回の子宮がん検診は必要です。
毎年じゃなくてもいい、って素晴らしいことだと思いますけどね。

1)と2)両方を行えば、子宮頸がん撲滅も夢じゃありません。
もちろんワクチンはセックス経験前に行うのが最も効果的です。
HPVは男性から女性に感染するので、男性へのワクチン接種も定期にしてほしいです。
男性の陰茎がん、肛門がん、中咽頭がんはHPV発がんであることもわかってますし。

■「がん」って実は身近だった… 宮地真緒さんの病気との向き合い方 検診で「異形成」と伝えられた時の動揺
(ウィズニュース - 04月11日 07:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=7370743
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