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2023年03月04日23:58

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セラピー?

昔から夫婦の悩みを抱えている日本人の友達とお茶をしたのと同じ頃に、BBCでCouples Therapy 第3シリーズが放映されていた。あくまで他人事として、興味深くS3を一気に見終わり、第1シリーズにさかのぼって見始めて、第1話の冒頭から愕然としてしまった。

https://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/p0b8knbw/couples-therapy-series-1-episode-1?seriesId=p0b8kmvl

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郊外に住んでいた頃から元相方との交際はトラブルフルで、私は南ロンドンの彼の家に子供達を連れて移り住むという決断を渋っていた。それで、私が(離婚の時にミディエーターを取り込んだことが助けになった経験から)第三者を交えて話をしたいと主張し、彼がカップルカウンセリングを提案した。当たり前だがロンドンのカウンセラーよりレイトンのカウンセラーの方が格段安かったので(私は低所得者のエイドがあったが彼はそれなりの金額を毎回払った)、週一でレイトンのプラクティスに通った。
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この番組、シリーズ1の第1話の冒頭に出てくるカップル、Annie & Mauのマウという男性の、セラピスト・オルナに対する態度、発言、全てが、元相方のカウンセラー・ドーンに対するそれと、全く同じであることに俄然としたのです。2話、3話と続いていくごとにそれは確信につながり、最終話までそれは続く。時によっては一語一句全く同じであったりし、しまいにはこの二人が 私の中で同一人物になってしまった。見終わってしばらくほけーっとして、なんで私はこんな男と一緒にいれると思ったのかと疑問に思ったり、このアニー同様完全にマニピュレートされ精神的に萎縮していたのだと思ってみたり。


この日記の筆頭に記した友達は、夫がアスペルガーで自分がカサンドラだと自己分析をして息子のセラピストを探したりしていたので、この番組を見たことがあるかとリンクを送ってみた。わたしとしては(もちろん言わないけれど)彼女たち夫婦に似た問題を抱えるカップルもでてくるので、そのカップルに対する彼女の反応を知りたかった。少しみたあとで、「メンタルやられる、鬱になりそうだからみれない」という返事。私は今気楽な独り身なので、ほぼ他人事としてみることができるけれど、渦中の人にとっては感情の深くをえぐられるような視聴になるのだろう。シリーズ1が撮影されたのは2019年あたりであるが、もし、アニー&マウのカウンセリングを2014年のわたしがみたら、今とは全く違った反応をしていたに違いないし、みることさえままならなかったのかもしれない。

個人的な状況は別としても、9年前の一般的な心理学や精神疾患に関する用語の知識や認識と、現在2023年におけるそれは、天と地ほどの違いがあると思う。
昔の自分が当時の相方のそういう面を表現する場合におもいつけた言葉は「コントローリング」「ナルシスティック」「アロガント」「インティミデイティング」程度で、そのどれもその合間にあるニュアンスまで表現できずどれもしっくりこなかった。知り合いは「そういうのはモラハラっていうんだよ」と言っていたけれど、それもピンとこなかった。
(セックス方面のこと以外で)マウという男を一般女性視聴者がどう表現しているのかをググってみた。
その中でおおおお!と思ったのが、『Grooming』と『Gaslighting』。
全てを相手方のせいにする気はないけれど、「わたしはガスライターにグルームされた」という表現が的確で満足すぎて、「解放されて今は幸せです!」まで付け足したいくらいです。
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