民主主義も共産主義も人間の最終的な理想として、ユートピアに変わるものでした。現在は誰もが民主主義を唱え、小学生でも民主主義を口にする時代です。しかし、民主主義という言葉に対して過大な期待をしている面があります。
民主主義という言葉は何を意味しているのか?デモクラシーはDemo-kratia民衆の支配を意味するギリシャ語です。政治的な民主主義には二つの形態があります。人々が全員集まって政策を決定して、その政策を行うための人間を選ぶ政治を直接民主制といいます。
また、人々が自分たちの希望を実現させるための代表者を選び、その人に国の政策を任せる政治を間接民主制といいます。前者のやり方が困難な近代国家においては、スイスなどの例外を除いては後者の形態をとっているところが殆どです。
国が人間の様々な自由を保障する事が出来て初めて、真の民主主義国家という事ができます。それは昔からの人間の理想です。自由とは法の下での平等を指すのは日本国憲法が理想としている社会形態にも見られます。
本来民主主義社会というものは、実は全く平等な社会という訳ではありません。民主主義の原理は、みんなが平等であるという建前があるにも拘らず、それぞれ異なる社会的な処遇と権力を付与されているか否かで、優位な立場にいるものと、そうでないものが存在する社会なのです。
本当の民主主義とは、人々に対して平等に機会が与えられる仕組みが用意されていなければならないと思います。現代の間接民主制も封建時代に始まりました。近代民主主義の成立の経緯を考えてみると、民主主義に理想を目指すのは誤りで、最終的な社会形態をこれからも人間は追求する必要があることでしょう。
ログインしてコメントを確認・投稿する