安倍晋三首相の通算在任期間は約8年8ヶ月で、憲政史上最長記録を更新しました。明治以降、首相の在職期間ランキングは、�^打椰源亜↓� 桂太郎、�� 佐藤栄作、�ぐ貌G酳検↓サ氾通个僚腓如▲肇奪廝歓佑�山口県を地盤にしています。
一期目は潰瘍性大腸炎と言う特定疾患により一年で退陣したひ弱な印象からは、二期目が7年8ヶ月も続き、「安倍一強」を築くとは予想できませんでした。同じ難病の私自身にも夢と希望を与えてくれました。本人が再起に向けて、反省や学習を重ねた効果もありますが、長期政権を可能にした陰の立役者は、3年にわたった民主党政権でしょう。
2009年7月の総選挙は民主党が圧勝し、悲願の政権交代を実現して、鳩山由紀夫内閣が発足しました。発足当初は国民の圧倒的な期待を受け、支持率は70%を超えました。しかし、期待はやがて失望に変わります。
鳩山氏の母親からの「子ども手当」、陸山会事件など小沢一郎幹事長の政治資金疑惑、普天間基地移設問題をめぐる「最低でも県外」発言、マニフェストの修正、消費税などをめぐる内部対立と分裂、高速道路無償化や八ッ場ダムをめぐるごたごた、円高不況とデフレ経済、尖閣諸島周辺の中国漁船衝突事件。
なかでも、東日本大震災後の菅直人政権の危機管理能力の欠如は決定的でした。少子化対策の「子ども手当」や税金の無駄を暴く「事業仕分け」など、評価すべき政策もありましたが、民主党は2012年末の総選挙で惨敗し、安倍政権が誕生します。
国政選挙の遊説で、安倍氏の定番は「悪夢の民主党政権」批判でした。「自民党が惨敗し、あの悪夢のような民主党政権が誕生したわけであります」「再びあの悪夢が戻ってくることがないよう、しっかり勝ち抜いていきます」
「悪夢」批判は毎度、安倍氏の演説のお約束で、聴衆の笑いを取っていました。安倍氏が親しかったプーチン大統領も選挙演説では、社会・経済混乱が続いた1990年の代に触れ、「あの悪夢の時代に再び戻りたいのか」と有権者の恐怖心を煽っていました。
ソ連崩壊後の1990年代の混乱と、3年間の民主党政権の失敗が、プーチン、安倍両長期政権の原動力かもしれません。民主党政権時代には国内のジョーク・サイトや2ちゃんねるで、傑作なネタが次々に書き込まれていました。
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