最近は大きなニュースが発生してしまい、狂牛病が報道されなくなりました。この問題はアメリカの牛肉輸入解禁であり、食の安全性は国民の命を守る政府の使命を受けた担当委員の人格が今こそ問われることでした。人殺しの汚名を浴びないためにも、冷静に立ち止まらなければならなかったのです。
アメリカ牛肉の輸入を永久に禁止して欲しいといっていたのではありません。日本のいう全頭検査を行い可能な限りの科学的治験と実証を求めていたのです。危険を回避するために、脳や脳髄など明らかに危険部位の除去を確実に安全な体制を求めていたのです。
それは日本国内産牛肉と同じレベルのものであり、アメリカの輸入牛肉だけに求めているのではないのです。アメリカ産牛肉の感染が確認されて以来、「全頭検査」を行なうのが最大の争点になっていました。アメリカ農務省では「全頭検査」については、実施する正当な根拠がないし、日本の「全頭検査」は、過剰であり、非科学的と批判しました。
病気が突然発生した場合、被害は莫大で、人の命にもかかわります。アメリカの検査方法は、平均的な量を扱う統計処理に基づいて行うので、個々の牛の特性を表わすことはできず、隙間をすり抜けていく危険な方法だと思います。この危険に対しては、高い安全性が得られるのは「全頭検査」しかないのです。
現在、食べ物には、安心という要素が加わって評価される時代で安全という心理的な問題も含んでくるのです。アメリカの圧力に屈することなく、自信を持って「全頭検査」の正当性を主張すべきでした。アメリカ民間業者が自主的に日本向け牛肉に関して全頭検査を行なうと発表したのに、アメリカ政府はこれを許さず、事実上、不可能となりました。
それは、狂牛病がアメリカのいたるところで発見される可能性が非常に高いからなのです。狂牛病は、イギリスでは前から確認されていた病気です。過去に、テレビで武部農林水産大臣や坂口厚生労働大臣が、焼肉を食べて安全をアピールしていましたが青酸カリじゃあるまいし、食べて直ぐに症状がでないのです。
イギリスでも大臣が狂牛病は人間には感染はしないと、孫娘にハンバーガーを食べさせるシーンがテレビで中継されました。ところが、その5年後、人間に発病したのです。このように、人が発病するのに、潜伏期間が10年以上もかかる病気が最近の傾向です。潜伏期間が長いために、危機感が無いまま浸透してしまうのです。
これから先、爆発的に感染者が現れるでしょう。政府はとりあえず亡くなった方が献血を日本国で行ったかどうか調べ始めていますが、そのようにならないためにも、アメリカの圧力や吉野家を筆頭とする日本の食品業界、危機感がないジャンクフードファンの国民の圧力に屈することなく安全性を主張するべきだと思います。
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