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2023年02月04日19:05

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捨てられないスプーン

今日は立春。

zoomの勉強会をお昼に終えると
太陽はいつも以上に輝き、
暖くなっていた。

その気配に誘われて
ランチ後は台所の引き出しを
ちょっとだけ掃除したら、
奥から苺用のスプーンが出てきた。

そうだった、そうだった・・・。
父は苺に牛乳とたっぷりのお砂糖か
練乳をかけてこれで潰して食べるのが
大好きだったのだ。

といっても潰すのは母か私だった。
(;^_^A

父が亡くなった時に
「私は苺はそのまま食べたいから
絶対に使わない」と思ったけど
結局その時は処分できずに
引き出しの奥に押しやったんだった。

そんなことを思い出して
何とも言えない気持ちになって
スマホを見て一休みしていたら、
こんなネット情報を見つけた。


今年76歳のスピルバーグ監督は
「一昨年に父を亡くすまでは
 孤児になるのがどういう気持ちなのか、
 どれほど深く傷つき、
 海の底まで届きそうな思いになるのか、
 わかっていなかった」
と語っているそう。

監督のお父様は
103歳で亡くなったから大往生。
それでもやっぱり
こういう気持ちになるのだなぁ。

私は父の時も母の時も葬式やその後も
涙は一粒も流れなかったけど、
喪失感のようなものはずっとあり、
それをスピルバーグさんは
絶妙に言語化をしてくれている。

そう、今まで恥ずかしくて
自分の気持ちに
気づかないようにしていたけど
「ほんと、60過ぎて自分は
 親のいない子になったのだ・・・」
という思いが心の奥底にあったのだ。

映画界の巨匠が言っているのだから、
こんな気持ちを持ってていいのよね。
(#^.^#)

私と同じように両親が亡くなっている、
という意味での孤児達の心の中には
「海の底にいるような感覚があるのだ」
と思うと、
そういう人達全てを
「仲間だなぁ」と感じる立春の夕暮れ。

【補記】
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(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
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