戦後の日本で、安倍晋三元首相ほど北方領土問題の解決に使命感を持ち、ロシアに融和的な政策を進めた首相はいないでしょう。安倍元首相は二期目の七年八ヶ月間に計11回ロシアを訪問し、プーチン大統領とは27回会談しました。
国是の「四島返還」を、「二島プラスアルファ」に譲歩し、アメリカの対露封じ込めにも同調しませんでした。対露経済協力のための「八項目提案」を行い、ロシア経済分野協力担当相まで設置しました。
安倍元首相は「私とウラジーミルの手で必ず平和条約を締結する」「平和条約締結へ確かな手ごたえを得た」などと期待を煽りました。しかし、こうした涙ぐましい努力もロシアには通用しませんでした。
2019年からは、歯舞、色丹二島の引き渡しをうたった1956年日ソ共同宣言を基礎にした本格交渉に入りましたが、ロシア側は高飛車な態度に出て、結局「ゼロ回答」でした。安倍元首相退陣前には「領土割譲禁止」の条項を含む憲法改正も行われ、首相の融和外交は強烈なしっぺ返しに遭いました。
安倍元首相は退陣会見で、ロシアとの平和条約締結が実現しなかったことは「断腸の思い」だと表現しました。しかし、安倍氏はロシアでは著名な政治家で、大統領報道官は「プーチン大統領と安倍氏の間には、仕事を成し遂げるための輝くような関係があった。退陣は極めて残念」と惜しんでいました。
日露の政治関係はぎくしゃくするものの、ロシア社会では日本料理や日本の格闘技、文学やアニメが支持され、近年は秋田犬が人気です。アネクドートのネタに「日本」が登場するのは、存在感の高まりを示しています。
ロシアとアメリカの関係は、9.11同時多発テロで改善しました。
ロシアとポーランドの関係は、ポーランド大統領の航空機事故死で改善しました。
ロシアと日本の関係は、東日本大震災で改善しました。
ロシア秘密警察がウクライナとの関係改善のため、何かを仕掛けないよう望む。
メドベージェフ大統領が北方領土を視察すると、日本人の心は傷ついた。
ラブロフ外相が北方領土を視察すると、日本人の心は傷ついた。
プーチン大統領が北方領土を視察するなら、日本人の心は死んでしまう。
日露首脳会談で、 安倍晋三元首相が領土問題の解決を強く主張すると、プーチン大統領が遂に譲歩した。
「仕方がない。四島を日本領と認めよう。 本州、北海道、九州、四国は日本のものだ」
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