ミヤコちゃん

クリスマス休暇で子供達が大学から戻っている間は、ベッドルームの窓を開けて空気を入れ替える事がなかなかできない上に、洗濯も料理もたくさんした。そしてヒーティングをつけるほど寒くもない雨の日が続いていた。そして(１月に試験がある為にほとんど部屋に篭って勉強をしていた)息子の寝室の外に面している壁の窓付近にカビが発生しているのを見つけた。すぐさま白ワインビネガーで拭き取り、換気に気をつけ、使い捨てのdamp trapを設置。それでも一週間ほどでカビは戻って来た。

息子も娘もバスタブがない暮らしをしているせいか、ウチでは毎日のようにお風呂に入っていた。しかしウチのバスルームには窓がない。だから冬場にお風呂の湯気を一気に外に出すのはとても難しい。娘が「ダディの家ではシャワーの後に除湿機でガーってする」と言う。元夫に色々問うて、ベーシックなものでもその価値があるらしいとわかり、適当なものをポチる。

そうやってウチに嫁いできたミヤコちゃん（娘が命名）はとっても働き者で、一回のシャワーだけでも500cc近くの水を集めてくれる。これだけの水分のほとんどを毎回家中に放っていたのかと思うと恐ろしい。料理する時もキッチンでせっせと水分を集めてくれる。
全くもってなぜ今まで思いつかなかったんだろう。

そんな時、大家がコンデンセーションは大丈夫かと訊いてきたので（英ではカビに覆われたフラットでそのせいで幼児が死んだりして問題になった）ミヤコちゃんを、彼女の集めた水のビデオ付きで紹介してあげた。洗濯物も早く乾くよって。
そしたら翌日買いに行ってましたよ（笑）。