【麺】カドヤ食堂

中華そば カドヤ食堂 総本店


今日はちょっと遅くなり、店に着いたのが11:15で、既に28人待ち。(写真撮り損ねたので、ネットの拾いモノ)
ちょっと嫌な予感がする。このまま回れ右して別の店に行くか？
だが店を調べ、移動してる間に時間が過ぎちゃうな。何とかなるんじゃないか、というか、何とかなれ！と念じつつ行列に張り付く。が、流れは依然として、あまり良くはない。
まぁ13時からの用事ってのはインディアカの練習だから、多少の遅刻は大丈夫だ。また次回来て並び直すのも癪だし、後は野となれ山となれである。
12:30店内へ。後ろには再び30人程が並んでる。
12:40着丼。

丼にありつくまでに１時間半か。大阪に来て今までで一番の行列だな。

スープは美味い！まごう事なき醤油味ではあるけれど、口の中を根こそぎ醤油味に染めてしまう様な下品さは皆無。脂にコーティングされてワンクッション置いてるからか、口に含むと仄かに醤油の風味が顔を出す感じ。

麺はかなり細いストレートで素麺みたい。味も食感も悪くないんだけど、やっぱり細過ぎると麺と麺の間にスープが絡み過ぎて、小麦粉本来のモチモチ感とかが薄れてしまうな。再三言ってるが俺は炭水化物フリークなので、これは好みではない。

ネギが物凄い存在感。脂っこさや醤油の刺激を完璧に中和してフラットにしてくれる。
小さく色の濃いメンマは、見た目通り味も濃く食感も強め。意図的に煮込み過ぎてるのか、干からびた感じ。ピリッと効いてる。
チャーシューもエッジが効いてて味が濃い。噛み締めると舌の奥にジワッと染み込むタレの味が病み付きになりそうだ。

ラーメン屋の人気ランキングってのは千差万別だ。ネットに書き込むのは圧倒的に若い人が多いから、味が濃く脂っこいラーメンの評価が高まる傾向にある。雑誌の『○○賞受賞』なんて謳い文句も、そこの会社が主催したとかスポンサーの絡みもあるだろう。
それにランキングは常に変動する。先週１位だったのに今週は圏外なんて事も珍しく無い。
だから『一番人気』を決めるのは実質不可能なのだが、取り敢えず俺が今回大阪で食べた中では一番の行列店。それと値段。トッピング無しの並で1080円ってのは東京でもあまり聞かない。が、全てが納得のクオリティだった。麺の細さは好みが分かれるかもしれないが、決して悪くない。
スープ、麺、具、全ての味がやや濃い目ではありつつも、そのバランスが全て揃ってる。無駄に突出したモノが無く、全部が口の中に綺麗に収まるのだ。
醤油ラーメン嫌いの俺が久し振りに唸らされた１杯。

カドヤ食堂　★★