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2023年01月16日14:22

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2023年2月12日シンポジウム「文化遺産とレジリエンス 災害後の文化遺産保全活動の世界的動向から学ぶ」のご案内

2023年2月12日シンポジウム「文化遺産とレジリエンス 災害後の文化遺産保全活動の世界的動向から学ぶ」のご案内

東北大学災害科学国際研究所では、2月12日に以下のシンポジウムを開催致します。つきましては、多くの方にご参加いただくとともに、周辺で文化遺産保全や、災害支援・ま
ちづくりにおける歴史資料・文化遺産の役割についてご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、御案内いただければ幸いです。

文化財保存修復国際センター(ICCROM)編
「緊急時の文化遺産のファーストエイド」 日本語版発表記念シンポジウム 「文化遺産とレジリエンス 災害後の文化遺産保全活動の世界的動向から学ぶ」

開催形態 ハイブリッド(会場・オンライン)
*会場 東北大学災害科学国際研究所1階多目的ホール
    (仙台市青葉区荒巻字青葉468―1)
地下鉄東西線「青葉山駅」徒歩3分
https://irides.tohoku.ac.jp/access/index.html
駐車場は利用できません。

*オンライン ZOOMを使用
(URLは、後日参加申込者全員にメール連絡)
使用言語 講演は英語ですが逐次通訳が付きます。
     コメント・質疑応答は日本語です。
参加申し込み
 フォーム https://forms.gle/VdvbAgBU62d6aWZ76
 あるいは別添チラシのQRコード(右)から、所定の項目に入力

◆本シンポジウムの趣旨
 2018年に、有形・無形の文化遺産の保全を主導する政府間機関である、文化財保存修復国際センター(1956年のユネスコ総会決議で設立:ICCROM/ローマ)から、災害発生後に文化遺産の保全を速やかに実施するための考え方や方法を示したFirst Aid to Cultural Heritage in Times of Crisis(ハンドブックとツールキット)が発表されました。その後、世界中から集まった事例に基づいて、ICCROMは、理念を更新し続けています。2020年以来、ICCROMは「文化遺産のための緊急支援とレジリエンス」を旗印に掲げ、世界中で緊急事態における文化遺産の保全とその意義に関する、教育研修や調査・研究のプログラムを展開しています。

現在、ICCROMが注目しているのが、地域コミュニティに根差した文化遺産の保全活動とレジリエンスの促進です。日本では、阪神・淡路大震災後に資料保全のために立ち上げられた「資料ネット」の活動があります。地域に根差した活動が、災害後の地域や人々のレジリエンスを促進するという事例は、日本のこれまでの活動、さらに今回のハンドブックにおける世界各地の事例からも報告されています。しかし、日本では指定・未指定を問わず、文化遺産の救出は「モノの復旧」とみなされ、被災した個人や地域社会を支援するための公的システムには含まれていない現状があります。

昨今の世界的な情勢を鑑みると、私たちは今こそ、緊急時に文化遺産を保全し伝承する重要性について、レジリエンスの促進という観点から学び考える必要があるのではないでしょうか。

東北大学災害科学国際研究所では、2022年6月末にFACの日本語訳『緊急時の文化遺産のファーストエイド 緊急時における有形文化遺産と無形文化遺産を保全するための、平時の備えと対緊急時応について』を作成し、ICCROMのHPに上梓しました。これを記念して、ICCROM本部から、主筆者であるアパーナ・タンドンさんをお迎えし、緊急時の文化遺産の保全の意義について、レジリエンスの観点から考えるシンポジウムを企画しました。日本側からは、文化遺産保全の最先端に携わる方々、災害とレジリエンス問題に取り組んでいる方々にコメントしていただきます。

◆講師:アパーナ・タンドン 氏(Aparna Tandon)
ICCROMプログラムユニット上級幹部。
First Aid to Cultural Heritage in Times of Crisis主筆者。
現在は、First Aid and Resilience for Cultural Heritage in Times of
Crisis/Digital Heritageプロジェクト担当。災害から世界中の文化遺産を守るための調査、教育支援、講演など、多岐にわたる活動を推進し、文化遺産とレジリエンスの関係について発信するかたわら、目下、パキスタンやウクライナなどの被災地の支援に取り組んでいる。(英語発表/日本語による逐次通訳あり)

◆コメンテーター(敬称略・順不同)
高妻洋成 国立文化財機構文化財防災センター長
上山眞知子 東北大学災害科学国際研究所客員教授/ガイドブック日本語語版翻訳者 公認心理師
小谷竜介 国立文化財機構文化財防災センター 文化財防災統括リーダー
奥村誠 東北大学災害科学国際研究所 レジリエンス協創センター教授 

◆主催(2023年1月1日時点) 東北大学災害科学国際研究所 歴史文化資料保全のための大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点

*本シンポジウムは、科研費挑戦的研究(萌芽)課題番号19K21645(研究代表者 佐藤大介)による成果の一部である。

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