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2023年01月16日05:16

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努力より才能という現実


お騒がせタレントがズラズラ出てくる一方で、ワクワクさせてくれるのが若い人たちの大活躍です。将棋の藤井聡太さんは、2020年に18歳でものすごい快挙をやってのけました。「棋聖」のタイトルを獲ったと思ったら、あっという間に「王位」まで勝ち取って「二冠」になってしまいました。これでまだ高校生です。

この勢いなら、まだ誰も成し遂げてない「八冠制覇」も近いのではないか。2020年は不完全燃焼だったけど、エンゼルスの大谷翔平もやっぱり規格外の存在です。本調子に戻って二刀流で活躍できれば、20勝とホームラン王も夢じゃないでしょう。

こういう天才的な若者たちが活躍すると胸が躍るけど、かといって「子供に夢や希望を与える存在」という言い方は何か違う気がします。ここまで図抜けた存在を見てしまうと、「やはり努力より才能なのか」「天才は最初からモノが違う」ことがあからさまにわかります。

藤井さんは小学生の頃から大人顔負けの実力だったというし、大谷さんはそのデカイ体を見れば恵まれているのは一目瞭然です。普通の子供とは、スタートラインがまるで違うのです。だから本当のところをズバリ言うけど、この人たちは夢を与える存在というより、普通に頑張っても辿り着けない境地があると、子供たちに夢を諦めさせる存在なのです。

もちろん藤井さんがベテランに「参った」と言わせたり、大谷さんがメジャーリーグで大活躍するのは応援しているし、嬉しいのだけど。この2人の活躍を見て「子供に将棋をやらせてみよう」「いや、やっぱり野球だ」なんて考える親は罪作りでしょう。

子供に「頑張って藤井さんや大谷さんみたいになれ」なんて言うのは、明らかに高すぎるハードルなのです。本来、親がやるべきは「お前も一流になれ」と無責任にケツを叩くことではありません。才能がなくても生きていける礼儀や道徳、最低限の勉強を教え込むことだと思います。その点、多くの政治家が世間ズレしているのは当たり前です。

世の中は本来それほど厳しいものなのに、「地盤、看板、鞄」がある家に生まれただけで、大した努力もしないまま「先生」なんて呼ばれてしまいます。いい家に生まれたことを自分の実力と錯覚してしまいまから、勘違いもするのです。

やはり政治家には「資格試験」を行なうべきです。政治経済・一般常識で一定の成績を上げなければ、どんなに選挙に強くても議員バッジを取り上げてしまうのです。政治家にとって一番大事な選挙の強さすら、結局のところ本人の資質というより生まれがモノを言うわけですから。

将棋なんて、昔は天才と呼ばれた人が、新しい天才にボコボコにされて、それでも必死にC級でやっていたりします。 藤井さんのプロデビュー戦の相手も、その昔「神武以来の天才」なんて言われて中学生棋士の走りだった加藤一二三さんでした。

結果は藤井さんの勝ちだったけど、もう80歳近くてC級からも降格寸前だった加藤さん相手に本気で戦って、容赦なかったです。加藤さんはその後、降格して引退を決めたのです。そういう実力の世界のほうが健全だし、潔いです。

これがもし政治の世界だったら、きっと面倒な横槍や邪魔が入って若い政治家なんて簡単に押し潰されちまうでしょう。日本のほとんどの政治家は、エラそうに政策を語る前に、まずは自分がいかに分不相応に恵まれているかを知るべきだと思います。


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