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2023年01月04日02:51

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ワガママで千年の伝統を破壊した自称「保守」安倍晋三

思えば。新元号発表の時、下馬評では新元号に安倍晋三の名前の一字「安」か「晋」が入るだろうという予想がかなり広まっていた。名前の二文字が入った「安晋」も民間の予想では上位にランクインしていたと記憶している。日本の歴史をふりかえっても、いかに権勢をほしいままにした権力者でも、かつて元号に自分の名前の一字を入れるだろうとまで噂された者なんて聞いたことがない。平清盛でも足利義満でも豊臣秀吉でもそこまでは言われなかった。
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幸い、新元号に安倍晋三という一個人の名前の一字が入れられるというとんでもない事態は回避されたが、それでも周辺が安倍首相(当時)の意向を忖度して国書に基づく新元号候補を入れ、その中から(直接的には)『万葉集』を典拠とする「令和」が選ばれた。
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しかしこれは別の面から見れば、時の権力者の単なるワガママによって、漢籍からふさわしい字を選んで元号を作るという千年余りの伝統を投げ捨てることでもある。それなのに当時の「有識者」からは、そのことを問題にする意見が投げかけられることはついぞなく、それどころか国書から字を選んだことを歓迎する意見すら見られた。保守主義と国粋主義があえなく空中分解した瞬間であった。
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「国書が典拠の年号」という前例のない事態に物言いをつける者はいなかったのか? そんなのを気にしたのは小生だけなのか? とずいぶん気になっていたのだが、表に現れなかっただけで、実はそういう人もちゃんといたらしい。
こうした官邸内部の極秘協議の内容は、ごく一部の関係者しか知らなかったが、警鐘を鳴らす者もいた。
(中略)
「新元号が日本古典から採用された場合、安倍さんの名前が元号の歴史に残る皮肉な結果になるかもしれない」

出典が明らかな10世紀以降の日本の元号は、全て漢籍が出典だ。「保守」を掲げる政治家なら伝統を踏襲するべきで、国書案では伝統を壊した為政者として歴史に名が残る、という趣旨だった。
まさに彼が懸念した通り、安倍は伝統を壊した為政者として歴史に名前が残ることになったのである。
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「国書からの出典は伝統を壊す」と揶揄されても…
安倍前首相が“キラキラ元号”「令和」にこだわった理由は『日本国紀』にあった

https://courrier.jp/news/archives/217724/?cx_testId=21&cx_testVariant=cx_7&cx_artPos=2#cxrecs_s
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